2016年8月22日月曜日

フジバカマ?ソンナバカナ!サワヒヨドリ(沢鵯)

秋の七草に登場するフジバカマ?ある疑惑が・・・

実はサワヒヨドリだったのでは?

(玉瀬地内8月22日撮影)
お花好きの方が見ると、フジバカマ?
サワヒヨドリです!

(玉瀬地内8月22日撮影)
やっぱり絶滅危惧種のフジバカマ?
サワヒヨドリです!

 
(玉瀬地内8月22日撮影)
干ばつは西谷だけ?
 
 秋の七草に登場するフジバカマ。
 秋の七草言えますか?春はすらすら言える人が多いが、秋はなかなか言えない、なぜだろう。春の七草は、健康を願う行事(七草粥)と結びつくことでなじみが深くなったのだろう。
 最近ではスーパーで「七草粥セット」やフリーズドライの物まで出回っている。名前と実際食べているものが一致している人は少ないように思うが。(ちょっと偉そうです・・・反省)
 さて、秋の七草だが万葉集に山上憶良の短歌に紹介されているのが初めらしい。その秋の七草のフジバカマにそっくりなのが、このサワヒヨドリ。比較的湿気のある所では棚田、湿原でたくさん見ることができる。群落に近い状態のところもある。
 葉に特徴があり細く対生する。色は紫に近いものから白まで。アサギマダラもルートであれば蜜をよく吸いに立ち寄る。
 ある研究者の話だが、奈良時代のフジバカマは実はこのサワヒヨドリだったのではないかと言っている。
 フジバカマは奈良時代ごろ?に入ってきた帰化植物。今は河原とかの限定した場所にしかない。奈良時代こんなそっくりな花を細かく分類をしていたとも思えない。と考えると、なるほどと思うのは私だけでしょうか?
 さらに、よく似た花にヒヨドリバナがあるが、こちらは山際、比較的乾いたところで見られる。少し大振りで葉も大きい。
 湿原で見かけたらサワヒヨドリと思って、だいたい間違いない。
 
 園芸店で販売しているフジバカマは、ほとんど、フジバカマとこのサワヒヨドリとの雑種というからおどろきだ。京都では、フジバカマを育てましょうとキャンペーンをしてるらしいが、その花も雑種だろうか?(キャンペーンは正確な情報ではありません。)
 フジバカマは絶滅危惧種です。
 
萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花
山上憶良  万葉集 一五三八 巻八)
 クズはいりません。本当に困りものです。
 瞿麦の花 藤袴 朝貌の花は絶滅危惧種。女郎花も危ない。
(読める?何の花かわかる?偉そうです・・・反省)
 ネットで検索・・・すぐわかる。時代ですな・・・
 
  蛇足ですが、雨降ってます?関東は台風らしいですが・・・わが棚田のため池、非常事態です。 

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