2017年3月27日月曜日

3月26日 定期活動

今年度最後の活動5名で活動 ごみ回収・観察


湿原へ向かう道の水たまり
カスミサンショウウオの卵のうがあったとの事
確認しても、卵のう見つからずハッチアウトした?
 
新会員が成体を見たことがないと言われたので
 
卵のうがあるところにオスがいることが多いことから
水中に半分浸かっている枯れ松をゆっくり移動させる
見事!成体発見
この子は尻尾が少し何かにかじられていました
 
生きていくのは、人もカスミサンショウウオも大変なんだなと
人生を重ね合わせていました
 


 第4湿原の水路には束になって卵のうがわんさかありました
そろそろ産卵期の終わりです


 アマガエルが冬眠からお目覚めです
(分かりますか?)

刈り取ったヌマガヤに残された巣
おそらくカヤネズミの物と思われます
鳥かな?
 

本日の作業
研究用の枠に使った塩ビパイプの処理
1m以上突き刺さっています

 地下水位を測る機器

お役目終了ということで取り外ししました
 
 
ぼつぼつスミレが武田尾や村の中でも確認できます
(タチツボスミレばかりですが)
 
丸山でみられるかと探しましたが、もうしばらくかかるようです
シュンランもぼちぼち咲き始めてもいいのですが・・・
 
今年の春はゆっくりとやってくるようです
ショウジョウバカマもまだやな?
 
次回からいよいよ新年度の活動ということになります
実際は6月の総会で活動内容の検討となりますが
ご意見をよろしくお願いいたします

2017年3月23日木曜日

今回は変わり者

地下生態系の不思議 

丸山とは直接関係ありませんが、地下水脈の生態系が垣間見られました

3月20日調査
 
全く聞いたこともなかった甲殻類
名前をメクラヨコエビと言います
実は、まだほとんど研究されておらず
生態等何もわかっていない生き物です
大きさは約5ミリ(多分最大級の物)
 
 
 
11月の丸山セミナーでお世話になった中濱先生が
井戸の生物の調査が出来ないかと言われました
西谷には
まだたくさんの井戸が現役・放置の形で残っていると紹介
 
私の家の井戸も現役
近くの家の井戸もできると返事し調査となりました
狙いは、このメクラヨコエビやメクラゲンゴロウ
いずれも発見例が少なく貴重な資料になるそうです
暗闇に生活するため目が完全に退化
だからメクラがつきます
(差別的ですが標準和名いうことでご勘弁を)
 
まさか、見つかるとは誰も思っていませんでした
学名と言いましたが、実は仮の和名です
京都で見つかっているもの、四国で見つかっているもの
いずれも少し違うようで
まだヨコエビの仲間の扱いだそうです
ヨコエビは清流(渓流)などに住んでいるとか
 

このような感じで作業しました
これは放置された井戸
ここからは普通の生き物しか見つかりませんでした
 

かなり深い井戸
水はとても澄んでいます
しかし、ミズムシのみ(ミジンコもいた?)
  
採集風景
ネットで水を受けます
 
近い三つの井戸を調査した結果
発見できたのは、現役で使っている井戸のみ
 
メクラゲンゴロウは見つからず
しかしメクラヨコエビが見つかったことは大きな成果
ひょっとすると兵庫初発見かもしれないとのこと
 
飲み水で使っているような井戸で
こんな生き物が住んでいることにびっくり
 
とてもきれいな水でしか生きられないそうです
 
地下でどのように生態系を維持しているのでしょうか
丸山湿原周辺の洞窟のようなところにもいるかもしれません
地下の生態系はミラクルワールドです
 
しかしマニアックでした
でも面白い時間を過ごせました
 
 
 

2017年3月11日土曜日

3月11日定期観察

東日本大震災の日

犠牲者1万8000人以上のご冥福をお祈りいたします

定期観察・ごみ回収 他
湿原のヌマガヤ・ススキ・木本類が刈り取られました
私たちの力及ばず、森林組合に県が業務委託
すっきりしましたが、乾燥化の根本解決にはならないのでは?
保全方法を考えましょう
どなたかお知恵をお願いします


第1湿原の水質検査・電気伝導度を計測
 
第2湿原も計測・あと第3湿原
計3か所の水質検査
この3か所は、集水域が違う可能性があります
どんな変化が出るか経過観察中です
 
電気伝導度の話はまたの機会に
 
第4湿原に木道が出来ました
これは第1湿原の下流の水路に作られた橋
第4湿原への通路です
 
第4湿原に作られた観察台
これで、踏み荒らすことなく湿原内が間近に観察できます
ただ、思惑通りに行くかは?
自然相手ですからね
吉と出るか凶と出るかも?
吉と出ることを願っております
 
少しピンボケですが
カスミサンショウウオの卵のうの中で幼体が動き始めております
もう1週間程度でハッチアウトか
3月いっぱいぐらい産卵は続きます
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2017年3月8日水曜日

西谷小学校環境学習

3月7日(火)西谷小学校 3年 環境学習 ガイド(今年度最終回)
毎年行っている環境学習
今年度は天候が影響たびたび日時変更
しかし4回やり切りました
子供たちは何を感じ未来につなげてくれるのでしょうか
今回は湿原保全活動体験です
先日刈り取られた湿原内のササやヌマガヤなどを
湿原の外に運び出します
 
やはり西谷っ子、かなり慣れた感じで張り切ってます
充実感・達成感も味わえた!
大きな玉切りされたコナラを運んだ児童もいたとか
頼もしいかぎりです 将来シイタケ栽培をぜひ
 
僅か1時間ほどの体験活動でしたが
保全の意義や西谷の素晴らしさを感じたでしょう
 
体験の後は、木や虫の話に聞き入ります
途中雪も降り山里(西谷)らしい一日でした
 
以下ガイドした水田副代表の報告を掲載します
 

西谷小学校3年生環境学習

3月7日()9時半から11時半
 今年度、第4回目(最終回)の環境学習は丸山湿原の第1湿原で行いました。本会からは、岩崎会員、辰巳会員、水田会員の3名が担当しました。参加者は、生徒14名、先生他3名です(途中、校長先生参加)。先日から森林組会の作業で樹木伐採と下草刈りが行われており、生徒たちは主に、下草刈りされたススキやササ類を一段上の林道脇へ付近まで運ぶ作業をしてもらいました。また、力持ちの生徒は伐採された樹木を湿原の上部に運びました。正味の作業は1時間程で、途中休憩時間を兼ね保全作業の重要性について説明を行いました。
 作業終了後は、湿地内の水溜まりへ移動し、カスミサンショウウオの卵塊を観察しました。卵塊を手ですくい、中にいる当該サンショウウオの幼体を参加者全員に見てもらいました。手で直に触って見たいと言う生徒もおり、卵塊を順番に直に触ってもらいました。フニャフニャしている、ヌルヌルしている、気持ち悪い、幼体を見て可愛いと言う色んな意見が飛び合いました。
 道中では、時期的に花や虫類は見られなく、オオカマキリの卵塊、クスサンの繭(スカシダワラ)やヤママユの繭の抜け殻、一番大きい落ち葉のホオノキ、トゲトゲのネズミサシ、松ぼっくりでは、アカマツ、スギ、ヒメヤシャブシの球果を拾いました。朽ち木に生えるカラワタケ(3種類)も観察。最後の方で、ヤブツバキの赤い花が2輪開花していたのは参加者の目を引きました。
 今回の学習会は、天候の関係で2回中止になりました。当日は、作業中に一時、小雪舞う寒い日でしたが、けが人もなく無事終了することができました。新年度も新3年生をこの丸山湿原で環境学習を行いたい旨、校長先生から申し出がありました。
 
ご苦労様でした。

 
 
 

 
 
 
 

2017年3月1日水曜日

畑崎賞 表彰式 神戸新聞に

 畑崎賞表彰式

先日報告した畑崎賞の表彰式が
2月28日神戸国際会館でありました
 
このようなりっぱな賞状をいただきました
受賞者ごとに、功績の内容がきっちりと書かれた丁寧な賞状です
本当にありがとうございます
 
 
神戸新聞にも掲載
本会の扱いは小さいですが・・・

 本会からは岩﨑・水田副代表に出席していただきました
ご苦労様でした

記念写真です
岩﨑さんの手には何やら金封のような?
副賞をいただいているようです
有効に使い道を考えていきたいと思います