2017年10月27日金曜日

台風一過

10月26日(木)晴 台風後の湿原を覗いて来ました
いつものことですが、
水量は雨が降ってもすぐ元の状態に戻ります
降った雨はすぐ流れ、保水された水のみが出てくるようです
山頂に近いからか?
駐車場付近の木が数本倒れていました
既に応急的な処理はされているようです

入ってすぐの平場のカキも歩道を防ぐように
これも邪魔にならないように処理
早い対応です

切りはらわれたカキの木
 
第3湿原の変形したコナラが歩道をふさいでいました
すぐ横のイソノキは無事
日が当たるようになり元気になるかも?
 
これは撤去
木柵が削り取られています
老朽化がすすみ
本年度改修(撤去新設)予定
 
第1湿原付近は異常なし

第1と第4湿原の間のリョウブは根ごと倒れていました
風の通り道になった?
リョウブ 風で起こされた根
他何本かコナラを含め
倒れたり折れたりしていました

第4湿原木道近くのリョウブも
ソヨゴ・リョウブは根が浅いのでしょう
再生力は強く倒れても再生します

ウメバチソウは健在
しかしもう最終か?

元気なリンドウが湿原内に
乾燥化の影響?
でも美しい
 
最後におまけ
雨にも負けず風にも負けず
そんな人に私はなりたい
 
もうひとつ
ツメレンゲ
宝塚市生物多様性シンボルやったと思います
丸山エリア内(微妙)
さがせますか?
 
 
 
 
 
 

2017年10月20日金曜日

環境学習 3回目

10月20日(金)西谷小学校3年生環境学習実施
フィールド学習2回目

雨にも負けず風にも負けず(風はなかった。)
ガイド3名 生徒14名? 先生2名 保護者1名で実施

丸山湿原フィールド学習2回目を実施しました
秋雨前線・台風の影響で心配されましたが
実施することができました
ちょうどウメバチソウがピーク
そのほかいろいろ楽しめました
新たな気づきが生まれたに違いない!
学習の3回目となるとみんな慣れたもの
到着のバスの中から手を振ってくれます
事前学習もしてきたとか
うれしいではありませんか
 
最初は虫こぶの話から
ヌルデシロアブラムシ出てきて
「気持ち悪!」
ヌルデミミフシでした
 
阪急田園バス
いつもお世話になっています
運転手さんはテクニシャンが多く
楽々で湿原駐車場まで到着
カッコイイ!
旧西谷バス
 
「ヤマガキもあるよ」というと
食べられる?
「うっうん…食べられる」
ガブリ
し~らない!
平安・奈良時代から渋抜きをして食べてました
「食べられます!」
 
ミッキーマウス
というと人気が出る
 
アリマウマノスズクサ
ジャコウアゲハの食草
(ウマノスズクサ類が食草)
毒があり
幼虫が毒をため込むことで
ジャコウアゲハも毒を持つ
他の生き物から身を守る手段
 
駆除したオオスズメバチの巣あと
働きバチが数匹死んでいました
ここでオオスズメバチの講釈
キイロスズメバチの講釈を!
キイロスズメバチのことは結構よく知っていました
 
御大登場、ハチに刺されたときの講釈
ヨモギがきく!
昔はおしっこを…失礼しました(これは私)
 
コシアブラの葉
天狗のうちわみたい!
タカノツメなどと仲間
タカノツメは葉が3枚
若芽は食用に
昔はあぶらを取りさび止めに使ったとか
 
いつもの風景
雨が降り出しました
ウメバチソウ
スイランが見えます
 
オオウラジロノキ(バラ科リンゴ属)の実
リンゴです
「食べられる?」
「うっうん…食べられる」
ガブリ
し~らない!
パターンですいません
 
この前のブログ見てください
リンゴが多すぎてベアリングのように
上に乗りこける子どもも
楽しかった
 
最後はリンドウにも出会えました
他にもいろんな草花や
イモリ・サワガニにも出会えました
タヌキの頭蓋骨は持って帰ると
教室に飾るのでしょうか?
まーええけど
 
学校に帰りしっかり振り返りを!
気づき・関心興味が力になります
疑問はとことん調べよう
そして、「丸山湿原群保全の会」に入ろう
子どもは会費無料
今決めました
ジュニア会員募集中
 
 
雨模様ではありましたが
楽しい出会いがいっぱいありました
 
次回は3学期
冬の湿原で作業(保全)体験です
楽しみです
お待ちしております!
 
 
 
 
 
 

2017年10月18日水曜日

悲しや!オオスズメバチ駆除!

10月17日(火)
オオスズメバチの巣駆除しました(県に依頼・業者対応)
雨が降って肌寒いにも関わらずオオスズメバチは
こちらににらみをきかせていました
やはり、やるしかない!
木の中に見える部分
巣そのものだそうです
木のうろの中いっぱいに巣を作っている
 
業者の方は完全防備
やはり白色
防護服の値段は10万円!
それでもオオスズメバチは針を通すそうです
手前の噴霧器は薬剤
有機リン系殺虫剤とか
そこが気になるのですが仕方がない
一応環境配慮はされてるようです

いざ!

薬剤をピストルのようなノズルで大量にに吹きかけます
その後手を突っ込み
中の巣・ハチを引っ張り出します
木の中のうろが複雑で全て除去はできないとのこと
薬剤が回るので巣は壊滅するとのことです

取り出された巣
意外にハチ・幼虫は少なく
ほぼ終わりかけの巣だったようです
女王バチは抜け出した後だったかも?
しかし、処置後も外へ出ていたハチが戻ってきました
働きバチの悲哀を感じました
 
溝には大量の薬剤が
やっぱり気になるなー
できればやりたくはなかった
でも子どもが来るから
もしもの時のため
成仏してください
 
オオスズメバチは攻撃性は低いハチです
土の中や
木のうろに巣を作ります
しかし最強のハチ
毒も最強です
 
巣を踏みつけるとか
よほどの刺激を与えない限り
めったなことはないそうです
 
キイロスズメバチは超危険
オオスズメバチに襲われないよう
集団アタックします
丸い縞々模様の巣を作ります
 
先日車いすで亡くなられた方も
このハチに襲われたと思われます
ご冥福をお祈り申し上げます

2017年10月14日土曜日

定期活動 リンゴの山

10月14日(土)定期活動 4名の参加 途中で雨が・・・
リンゴの山にびっくりぽん ウメバチソウ・スイラン・
コウヤボウキ満開   スズメバチに注意

小リンゴ?オオウラジロノキの果実
これほど1つのウラジロノキから果実が落ちるとは
思っていませんでした

1000は軽く超えると思われます
あたり一面に落ちています
まずいとはわかっていても全員かじりました
渋いですが、ほのかにリンゴの味が・・・
お酒につけるとおいしいとか
ジャムは?色々案が出ましたが
面倒だということで見るだけ
天然記念物エリア内ですから
 

オオウラジロノキ
数は少ないですが丸山に4~5本生えてます
これほどの実がどこに消えるのでしょうか?
毎年見ていたつもりですがこんなに数を見たのは初めて
 
ウメバチソウは今年は豊作
たくさんの花を見ることができます
あと1週間ぐらいが盛りかと思われます

スイラン
スイランも多く湿原の中にも点々と咲いています
ランと名前はつきますがキク科ですのであしからず

コウヤボウキもそこら中に咲いていました
楚々とした美しさです
茶花にもつかわれます
箒にも使われます…今は??
 
秋の花は早く終わってしまいます
お見逃しの無きようにお越しください
 
注意
駐車場から少し入ったところ
カシの木の反対側(山裾)、木の根本に
スズメバチが巣を作っています
多分オオスズメバチだと思われます
十分気を付けてお通りください
かなり攻撃的になっています
できるだけ開けた側をお通りください
黒い服
振動
禁物です
 
 
このカエルは何でしょうか
この色は、ニホンアカガエル・ヤマアカガエル・タゴガエル
のどれかです
いくつか同定方法はあるようですが
おなかを見るのが一番!
ひっくり返すとおとなしくなりますし・・・催眠術

 腹部が真白なのはニホンアカガエルです
この時期活動しているのはとても小さい個体です
大型はもう冬眠か?
粘菌?
タヌキの頭蓋骨
夏(8月)に死んでいたもの

 
おそらく、ボーリス菌に侵されたゴマダラカミキリムシ 
冬虫夏草ではないようです
セミカビと同じ菌です
 
何度も言いますが蜂には注意です
 
 
 



 
 

2017年10月6日金曜日

丸山湿原セミナーin西谷中学校


開催 丸山湿原セミナーin西谷中学校
参加者限定ですいません・・・
 
西谷中学校で丸山湿原セミナーを実施しました
小学校3年で丸山湿原を利用した、環境学習を実施
その後のつながりをどう作るのかが課題でした
今回、九里(くのり)校長先生のご協力で
中学校でも実施することができました
感謝です!
丸山湿原や、ため池、農地がテーマ
最後は、代表生徒を交えたパネルディスカッションを行いました
 
玄関には歓迎の看板
丸山湿原群保全の会
保存の会となっていました
知名度の低さに気合を入れました
私も家に帰ってから写真をみて気づいたのですが・・・
しょんぼり
よくある間違いです・・・せめるようですいません
 
なんと小学校の4・5・6年生も参加してくれました
水田さんは3年生の時環境学習で顔見知り
憶えてくれていた子もいて嬉しそうでした
大人も入れると
総勢100人を超えるセミナーに
 
最初は水田さんから西谷のため池の現状
希少植物の観点からお話されました
ちょっと話がマニアックで
小学生には???の部分も
でもな何か記憶に残ればOK
自分の家が持っている池があるのですから
 
メインゲスト
内田さん
「農地は生物多様性が高い生態系」
西谷の田んぼの畔などが
日本でも稀有な場所であること説明していただきました
都市近郊でこれほど多様な生態系は全国を探しても
本当に少ないそうです
 
西谷地域はは環境省による
重要里地里山に指定されています
 
もちろん丸山湿原も
重要湿地に指定
 
これだけでも西谷のすごいところがわかります
小学生の参加はここまで
 
10分の休憩後
 
中学生と講師によるパネルディスカッションです
 
6名の中学生(パネラー)を交え
「西谷の自然は本当に魅力的?」
という逆説的なテーマを設定しました
 
今回のセミナーは植物がメイン
「植物・自然に興味がある人?」の質問に
パネラーを含むほとんどの生徒が
「ありません!」
 
期待通りの返事が返ってきました
 
「町に出たとき西谷が好きと言えますか?」
の質問にはパネラーは「好きです」
 
「じゃどんなところが好きで自慢できる?」
の質問には
「自然」
????????
 
そうなんです漠然とした自然なんです
 
「虫の嫌いな人・世の中からいなくなってほしい人」
の質問にも10人ぐらいの人が手を上げました
 
納得
正直な答えだと思いました
 
講師から虫がいなくなれば人類もきっと滅亡すると
これが生物多様性の意味なんですが
なかなか難しいですね
 
十分な説明議論はできませんでしたが
少しでも西谷の魅力(自然)を
具体的に理解できるようになってほしいものです
 
自然や大切なものは
気づかないうちに消えてしまいます
 
気づかない・興味関心を持たないこと
それが一番悲しいことだと思います
 
人でも同じではないでしょうか
隣の人に、身近な人に
興味関心を持たない
気持ちを気づかない
とっても怖いことではないでしょうか
 
生物多様性は我々にいろんなことを教えてくれます
少しでも気づきに結びつくセミナーになれたかなと思います
 
皆さんありがとうございました
 
このような機会を与えていただきありがとうございました