2017年6月27日火曜日

6月25日 定期活動 午後総会が開かれました

小雨降る中 定期活動12名で活動

丸山湿原初見ヤマトキソウ 

午後は総会

丸山湿原でヤマトキソウが見つかりました
(湿生植物 県Cランク)
すこし終わりかけの個体と思われます
ヤマトキソウは過去の記録にありません
 
見つかったのはこの1輪のみ
大変地味な花なのでどこかに隠れているのでしょう
 
やや乾いたシモチソウと同じような環境に出ます
 
まだまだ見つかっていないものがあるに違いありません
今年度に入り、冬虫夏草・ヤマトキソウと2種増えました
シャジクモ類(フラスコモ)の同定もまだです


こちらも地味
かわいいコバノトンボソウ
(湿生植物 県Cランク)
ハッチョウトンボが植物になったようです
オオバノトンボソウは陸生植物でごつい感じがします
こちらは歩道沿いに見ることができます


ツチアケビは水不足か元気がありません
 
こちらはオニスゲ
とげとげの大きな実を作ります
一時県Cランクに指定されていましたが
発見報告が多くよせられ、ランク外になったようです
カヤツリグサの仲間でなかなか見栄えのする植物です
同じ仲間のゴウソとおなじような場所に生育します
 
午後は自然休養村センターで総会が開かれました
議題についてはすべて承認されました 
14名の参加 委任9名 
総会員数 27名
 
県の担当者も参加され、歩道柵の更新
第1湿原視点場新増設の提案もありました
 
 
 
 
 
 

2017年6月18日日曜日

やっとノハナショウブが咲き出しました!

水不足で相当乾いてきている丸山湿原

なんとかノハナショウブが咲き出しました

今年は咲かないかと思っていましたが
ノハナショウブが咲き出しました
濃い紫と黄色の筋が目印
花菖蒲の原種です
 
 
今日見つけたのはたった2輪
第3湿原の山側
ぽつん、ぽつんと
立ちすると菖蒲園のようになるのですが
なかなかそんな光景は目にできません
まだ咲くのでしょうか?

モウセンゴケはたくさん咲いています
でもマクロ
 
雨はいつ降るのでしょう?
晴天は悪い天気です
明日も天気は悪そうです
よくこの条件で花を咲かせるものです
水は少し出ていますが・・・
 
会報にも書いてますが
梅雨の中休み
梅雨に入ったその日だけの雨
何が中休みや!
泣か休みや!
これは百姓のぼやき
 
失礼しました

2017年6月15日木曜日

西谷小学校3年生 環境学習 2回目

宝塚市立西谷小学校3年 環境学習 2回目 

フィールドワーク

児童12名・ガイド3名・先生3名・保護者2名
謎のカメラマン1名 計21名
いざ出発!

前回のファミリー参観に続き2回目の環境学習
天候は晴天
「今日はいい天気?」
「いい天気!」
「お百姓にとっては悪い天気なんだよ」
梅雨なのに・・・個人的感想ですが
ものごとを違う角度で見たら、考えも違う
これも、多様性
 
と訳の分からぬことを言いながらの出発
私たちの名前を憶えていてくれたことに感動
今回はもう一人、ガイドを追加
食べられる植物のエキスパート
さて、どんな活動になるのやら
 
視点場(第1湿原)での様子
ハッチョウトンボが見られるかな?
ここに行きつくまでにツチアケビ
ササユリ
タムシバの葉を口に入れて「ミントみたいな味」
後は
「げー」
クロモジ
これはいい匂いと感心していました
 
ツチアケビ(赤いアケビのような実がなります)
開花寸前(ちょっと開花?)
「変な花」
その通り!
(会報119号に記載あり、HPから見てください。)
 

第4湿原へ移動
いました!いました!
「ハッチョウトンボ」
愛知県「八丁村」からの命名とか
この八丁村は八丁味噌の八丁と同じ
別の説もあり
「ちっちゃ!」「なぜこんなに小さいのか?」
の感想
言われなければ見つけられない
「ヤゴの大きさはどんなの?」
鋭い疑問を持つ児童も
調べて教えて下さい
 
トキソウも咲いていましたが
あまり関心が無いよう
まーこれも多様性です
尊重

 
枯れ木の中からオオゴキブリの幼虫をゲット
ゴキブリと聞いて最初は「うえー!」
オオゴキブリの大人も、この少し前にかわいがりました
まークワガタみたいなものです
 
生態を聞いて、かなりかわいくなったようです
よく知ると仲良くなれます
自然から学びましょう
 
こちらはお馴染みのカナヘビ
西谷ならどこでもいる爬虫類
慣れた手つきでかわいがっていました
後は、ちゃんとリリース
日本アカガエルも多数見ることができました
 
最後に、各自集めた植物の確認
学校でまた調べてくれると嬉しいな
「なんで?なんで?」
がいっぱいの半日になってくれたら成果です
 
保護者の皆さま、先生方、阪急田園バスと運転手さん
そして、西谷小学校3年生の皆さん
ありがとうございました
 
次回は10月の予定ですが
8月にはサギソウが咲きます
(8月19日を予定)
カウント調査もしますので
ぜひ参加してくださいね
 
私自身、毎回新しい発見と「なんで?」があります
わくわく、どきどきできる場所
それが丸山湿原群です
 
 
 

2017年6月10日土曜日

ササユリ開花・トキソウ終盤・ハッチョウトンボ今回はばっちり 定期活動

定期活動・調査(基礎調査)5名+一般2名計7名で活動

にぎやかになってきました

ササユリは咲き始め
咲くまでササの葉そっくりで中々気づきません
楚々と、また凛とした姿が多くの人から愛されます
その美しさのため盗掘も多く
近くの「森公園」では毎年対策に大変とか
切り花ならまだしも
根ごと掘り返す人も
まず根付くことはないので、絶対やめましょう
開花まで約4年から5年かかっています
カタクリと同じような生活史を送るようです
 
こちらはトキソウ
前回も紹介しましたが、今年は多かったようです
場所によっては群生しています
しかし、そろそろ終盤?
色は朱鷺色だが姿は??
トキをあまり知りませんし(日本種絶滅)
実は、身近かな鳥だったんでしょうね
 
前回撮影をしくじったハッチョウトンボ
世界最小クラスのトンボ約2㎝
よーく目を凝らさないと気づかないことも
慣れてくると「あっちにも、こっちにも」となる
メスと幼体は横縞のトラ模様
今回は、私のカメラの前に現れず・・・残念!
6月中旬から末が一番多いか?
マクロモードに目を切り替えましょう
丸山湿原はだいたいマクロ・・・
 

こちらは、尺取虫の成虫シャクガ
ヒョウモンエダシャク♂
珍しく昼間に活動する種類
毒を体内に蓄えているようです、幼虫はアセビの葉を食べ成長
ジャコウアゲハのパターンと同じですね
毒を持つと強く生きられるのか
人も毒をはく人のほうが・・・
いやいや、皆までは言いません

2017年6月3日土曜日

出前授業 環境学習 西谷小学校3年生

西谷小学校3年生の環境学習 出前授業 

1回目は丸山湿原の事前学習 ファミリー参観でした

(6月3日 宝塚市立西谷小学校 3年生教室で撮影)
毎年行っている小学3年の環境学習の様子です
近くに丸山湿原があるということで、
環境学習に取り入れていただいています
今回は1回目(年4回)座学
あと3回は、フィールドワークで現地での活動になります
 
最初に、丸山湿原がどこにあり、
どんなところか考えていきます
自分たちの住んでいる西谷にありますが、
行ったことのある子はいませんでした
湿原って何だろうからスタートです
 
私たちの授業の前(1時間目)は
理科の調べ学習の発表会でした(画像なし)
ウラギンシジミの話や
モンシロチョウの種類、春型・夏型などなど
どうやら、学校でチョウの羽化観察もしたようです
素晴らしい!
レベルの高い発表に、講師としてはタジタジ
 
私たちの授業が始まると
熱心に聞き、質問にはたくさんの意見をだしてくれます
自己表現・自己主張能力
しっかり身に付きつつあるようで逞しさを感じました
 
人数も画像の通り
恵まれた環境といえます
少子化も問題かもしれませんが
発想の転換をすれば、何と贅沢なことではありませんか?
 
後半は、湿原の生き物
多くの写真を使い
植物・両生類・昆虫・きのこ等々
美しさと不思議さ
魅力いっぱいの内容です
 
少しでも環境や自然の大切さを感じてくれたでしょうか
次回からのフィールド学習に、興味を持ってくれたことと思います
 
教室にはトンボのヤゴも飼われていて
1匹(頭)羽化したトンボが、授業中も棚の上にいました
羽化に失敗したのか
羽根は伸び切らず、尻尾も曲がっています
おそらくアカネ属のトンボと思われます
タイリクアカネ?
 
ほか、おそらくギンヤンマのヤゴもいたような気がします
しっかり観察し、よく知ってほしいと思います
なんでもよく知ることから、
「好き」「理解」が生まれると私は思います
生物多様性の意味でもあるのでは?
 
たった1時間(45分)の時間でしたが
楽しい時間を共にすることができました
出来れば、将来一緒に活動する仲間になってほしいものです
 
西谷小学校3年生
次回からのフィールドワーク楽しみましょう!
お待ちしています
保護者の方も是非ご参加ください(バスが出ます)
6月15日(木)です