2016年8月29日月曜日

キングギドラ?

ちょっとほんとに彼?キング・・・・

(玉瀬地内8月27日)

 キングギドラが何やら優しい姿に

 
(玉瀬地内8月27日)
 
大きさは1メートルを超えました
 
 キセルアザミのその後、順調に育っていますが、今日降っている待望の雨でおそらく倒れているのでは・・・
 花茎が延びてくるにしたがい、少し優しい姿になりました。花は、低い位置からてっぺんまでやはり8輪ほどありそうです。高い位置の花のほうが大きいのは何か理由があるのでしょうか。主の茎から出ているから?興味は尽きません。

 

8月28日(日)定期活動(作業)

活動日本日は駐車場周辺の草刈り 4名

前日の里山大学と連日のお二人ご苦労様でした

作業ですが本日は手作業
 
この付近はキンランも出るので慎重に
 

セイタカアワダチソウが繁茂手で引くのはかなりの苦労

少しはきれいになりました
ここは駐車場なので、外来種がたくさん生えています
 
 セイタカアワダチソウはバッドランドに最初に入ってくる外来種植物です。日本で広がった当初は、、気管支喘息や花粉症(アレルギー)の原因植物として、相当悪者扱いされました。
 悪者扱いは変わっていませんが、風媒花と思われていたものが実は虫媒花だということで、気管支喘息や花粉症の原因植物という汚名は返上しました。さらに、二酸化炭素の吸収がとても多い植物ということも分かり、ただの悪者ではないといわれています。しかし、繁殖力は旺盛で林(2メートル近くなる)のようになっていることもあります。

要注意外来生物リスト[外来生物法] - 環境省

に指定されています。
 
 お花の世界では、萩の代用花として使われるそうです。
 また蜂蜜がたくさん取れることから、養蜂家からは、重宝されたこともあったそうな。しかし匂いに癖があり日本人には人気がなかったとか。今はどうなんでしょうか?
 セイタカアワダチソウは湿地に入り込むと厄介なので、またもう一度紹介します。スゴイ植物です。
 


8月27日(土)里山大学ご来場!

里山大学第5期生が研修に見えました!

(画像は里山大学ブログからお借りしています。)

 「西谷の森公園」で座学研修の後、バスで駐車場まで。

 第3湿原を通り(やはりカラカラだったようです)

 第1湿原入口へ

 視点場より全体を観察(間近には中々見えないよう)

会員のガイド。

 

第4湿原こここは間近に。
 
 
里山大学とは
 
 北摂の里山地域一帯をフィールドに、歴史・文化、里山管理、生物多様性、環境学習などをテーマに多彩なプログラムを展開する北摂里山大学。
 里山の魅力、関わり方を学び、発見しながら、森林ボランティアや環境保全活動など新たな活動に取り組める人材を育成します。毎年春に募集を受け付けています。 
 
 里山大学の卒業生が次々と環境保全活動など新たな活動を始めておられるようです。
 「丸山湿原群保全の会」会員も数名参加され、他の場所でも活動を始めておられます。ぜひ興味関心のる方はご入学を。

2016年8月23日火曜日

キングギドラ成長中!翼がとさかに!それともネイティブアメリカン?

約一週間キングギドラは成長。

真の姿を見せ始めた!

 
玉瀬地内8月22日撮影)
先日紹介したキングギドラことキセルアザミの個体
 (玉瀬地内8月22日撮影)
雨が全く降らないが、湧き水と日の光をしっかり吸収
約70㎝まで成長
 
 
 キセルアザミがここまで大きくなり、またつぼみをたくさんつけることもあまり見ない。(つぼみが8つはあるような)
 この個体は田んぼの溝際から生えている。通常草刈りとともに残ることはあまりないのだが、どういうわけか(草刈りをさぼられたのか)これほど大きく成長している。
 普段見られるキセルアザミは貧栄養の場所に多く、花も多くつけない。丸山でこのような個体を見ることはまずない。先に1つか2つ咲いているのがイメージだ。
 この個体が、見事花をどれだけ咲かすことができるのか、興味深々である。なにか動物に踏まれたり、大きくなりすぎのため倒れる可能性が高いが、今後もキングギドラの成長として見ていきたい。
 もはやネイティブアメリカンの酋長状態だが・・・それなりに凛々しい。ステキ・・・
 くちばしの先もピンクになってきた。ちょっとセクシー。


2016年8月22日月曜日

フジバカマ?ソンナバカナ!サワヒヨドリ(沢鵯)

秋の七草に登場するフジバカマ?ある疑惑が・・・

実はサワヒヨドリだったのでは?

(玉瀬地内8月22日撮影)
お花好きの方が見ると、フジバカマ?
サワヒヨドリです!

(玉瀬地内8月22日撮影)
やっぱり絶滅危惧種のフジバカマ?
サワヒヨドリです!

 
(玉瀬地内8月22日撮影)
干ばつは西谷だけ?
 
 秋の七草に登場するフジバカマ。
 秋の七草言えますか?春はすらすら言える人が多いが、秋はなかなか言えない、なぜだろう。春の七草は、健康を願う行事(七草粥)と結びつくことでなじみが深くなったのだろう。
 最近ではスーパーで「七草粥セット」やフリーズドライの物まで出回っている。名前と実際食べているものが一致している人は少ないように思うが。(ちょっと偉そうです・・・反省)
 さて、秋の七草だが万葉集に山上憶良の短歌に紹介されているのが初めらしい。その秋の七草のフジバカマにそっくりなのが、このサワヒヨドリ。比較的湿気のある所では棚田、湿原でたくさん見ることができる。群落に近い状態のところもある。
 葉に特徴があり細く対生する。色は紫に近いものから白まで。アサギマダラもルートであれば蜜をよく吸いに立ち寄る。
 ある研究者の話だが、奈良時代のフジバカマは実はこのサワヒヨドリだったのではないかと言っている。
 フジバカマは奈良時代ごろ?に入ってきた帰化植物。今は河原とかの限定した場所にしかない。奈良時代こんなそっくりな花を細かく分類をしていたとも思えない。と考えると、なるほどと思うのは私だけでしょうか?
 さらに、よく似た花にヒヨドリバナがあるが、こちらは山際、比較的乾いたところで見られる。少し大振りで葉も大きい。
 湿原で見かけたらサワヒヨドリと思って、だいたい間違いない。
 
 園芸店で販売しているフジバカマは、ほとんど、フジバカマとこのサワヒヨドリとの雑種というからおどろきだ。京都では、フジバカマを育てましょうとキャンペーンをしてるらしいが、その花も雑種だろうか?(キャンペーンは正確な情報ではありません。)
 フジバカマは絶滅危惧種です。
 
萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花
山上憶良  万葉集 一五三八 巻八)
 クズはいりません。本当に困りものです。
 瞿麦の花 藤袴 朝貌の花は絶滅危惧種。女郎花も危ない。
(読める?何の花かわかる?偉そうです・・・反省)
 ネットで検索・・・すぐわかる。時代ですな・・・
 
  蛇足ですが、雨降ってます?関東は台風らしいですが・・・わが棚田のため池、非常事態です。 

2016年8月20日土曜日

8月20日 サギソウ開花数調査。今年は少ない!

丸山湿原エコミュージアム主催

サギソウ開花数調査

こんな少ない年もあるんですかね

 天気は最高?猛暑!

 3つのグループに分かれ湿原内の
咲いている株をカウントします。
 
咲いているのですが・・・いつもより周りのヌマガヤの丈が高い。
水量も少ない。

花が少なく例年よりとっても早く終わってしまう。
 
 
 猛暑の中例年恒例のサギソウ開花数調査をおこなった。
 会員5名 一般参加9名 計11名で調査。暑い中本当にご苦労様でした。
 
 サギソウ開花総数はこれまで観察した中で一番少なく103株にとどまった。
 
勝手な考察として・・・
 ・今年は雨量が少なく水位が異常に低いこと。
 ・水位が少ないことにより周辺のヌマガヤが多く繁茂していと。
 ・気温が高く開花時期が早まっている。
 
 ・361株(2013)・181株(2014)・363株(2015)なので、株の栄養(花を咲かす力)が隔年で蓄えられるという考えもできる。 
 

2016年8月19日金曜日

兄が弟を切り殺す!鷹匠の怨念オトギリソウ。

鷹匠の秘薬を弟がばらした!許さん!

その血が花や葉に。オトギリソウ(弟切草)

(玉瀬地内8月17日撮影)
オトギリソウの花。花びらに黒点(油点)がある。
(分かるかな?画像をクリック!)

(玉瀬地内8月17日撮影)
オトギリソウの葉。ここにも黒点がる。(わかりやすい) 
植物全体の大きさは50㎝ぐらい。かなりおおきい。
乾いた所に多い。
 
(玉瀬地内8月18日撮影)
こちらはコケオトギリ花に黒点はない。
明点があるというが私には???
植物全体の大きさは20㎝~30㎝。花ともども小さい。
湿生植物。
 
(玉瀬地内8月18日撮影)
 コケオトギリ明点???スマホ写真だからか?
葉にも黒点は無いが、明点があるというが私には???
 

 オトギリソウ(弟切草)。おどろおどろしい名前を持った花だ。江戸時代の薬草の本に登場する。命名の由来は次のようだ。
 時は平安時代。
 ある鷹匠がこの花の薬効を発見し、鷹の傷の手当てをする秘薬として使っていた。秘薬だから秘密なのだが、人の好い弟が他の人に教えてしまった。
 怒った兄は、我を忘れ弟を切り殺してしまったという。その飛び散った血が、栽培していた花や葉につき黒点となったと。
 他恋人が後追いしたとか・・・いくつか話はあるみたいです。
 ここばっかりが強調されるのですが、この弟のおかげでこの薬草が広まったというから、弟が悪いとばかり言えない。
 実際にタンニンを多く含み神経痛等、痛み止めに薬草として使われているらしい。詳しくは薬草で調べてください。
 コケオトギリは薬効知りません。教えてください。
 丸山にはどちらもあります。
 

2016年8月17日水曜日

キングギドラ降臨!いえいえキセルアザミ(マアザミ)よ。

すごい迫力!これぞキセルアザミ。

マアザミよりふさわしい名!

(8月17日玉瀬地内撮影)
ちょっと下からのショットはまさしく宇宙怪獣キングギドラ!
  
(8月17日玉瀬地内撮影)
横から見ると、キセルアザミのキセル(煙管)の意味が分かる?
 
 まだつぼみで、開花まで時間がかかりそうだが、相当栄養状態のいい株。花も先に5つはつけているようだ。
 湿原・棚田のアザミとしてはスタンダード。迫力ととげの割に触ってもあまり痛くない。(主観です。)
 別名のマアザミは「本当(真)のアザミ」からついたとか。新芽を食用にしていたことから「ほんまもんのアザミだっせー。」となったのでしょうか。
 花が咲いたらまた紹介します。
 

2016年8月16日火曜日

木から粉が!これが新入りカシナガ!来年は枯れる?

ナラ枯れ心配なし。来年枯れる?

新入りカシノナガキクイムシ。ちょっと行儀悪いんとちがう?

(丸山8月13日撮影)

 
 会報108号で紹介したナラ枯れ。全体で2割程度の被害でおさまり、約5年程度で終息という話だが、見た目は緑の山に突然茶色に枯れた木が出るのはインパクトが大きい。
 しかも、今年は相当数のコナラが枯れている。丸山でも状況が把握できないぐらい枯れだした。
 幼虫が成虫になり新たな木に向かい出した証拠でもあろう。ふと樹齢のかなり行ったコナラの根元を見ると、細かい木屑がわんさかわんさか。1ミリ程度の穴も無数にある。カシノナガキクイムシ入ったなー!!!
 来年の7月・8月にこの木は枯れるか枯れないか?多分・・・
車の通る道際(幹線)のコナラも多く枯れ始めている。5年ぐらいは持つかもしれないが、どう処分するか、行政の方は大変だ!

2016年8月15日月曜日

気持ち悪!体質的に受け付けない方は注意!結構かわいい。

ヤスデ(ヤケヤスデ?)ダメな人は見ないで!
 


 ほんのちょっぴりの夕立の後、田んぼの近くの里山林。湿り気を喜んだのかヤスデがお出ましになりました。多足類といわれる昆虫のグループで、お馴染みのムカデとお友達。ダンゴムシの大きいの。もっと巨大のもいるからスゴイとしか言いようがない。ただし毒はありません。
 ムカデが毒を使い肉食なのに対して、菌類や腐葉土を食べる。いわば森の土製造係。人家にも大量発生することがあるというから、安心して対処してください。結構かわいい。
 オオゴキブリも今日は道を横切っていました。羽がきれいに残ってました。(マニアックな内容)
 こいつも結構いいやつだ。森の掃除請負係です。当然丸山にも両方いる。
 チャバネゴキブリとは一味違います。

ツチアケビの実 気持ち悪!罪はないのよ。私の感覚。

唐辛子?ソーセージ?明太子?
いやいや腐生植物ツチアケビの実!
(8月14日丸山で撮影)
 
こんなものが自然に生えるなんて!
腐生植物ツチアケビの実だ。
 
 会報に何度か登場するが、ナラ菌と共生する腐生植物。
 葉を持たず光合成をせず成長する。寄生し栄養をもらう。しかも大きい。この株で50センチぐらい。そしてラン科というからあまりにもイメージが違う。
 初めて見たときはてっきり、唐辛子が捨てられていると思った。アケビには見えないと思うのだが。タコソーセージを想像する人も多いらしい。明太子?
 酒につけて薬用酒になるとか。(滋養強壮・・・科学的根拠なし)
インパクトが強いのか人気がある。ついつい取り上げてしまう植物だ。ナラタケが生えそうな森(人工林でも)には結構出る。しかし、目立ちそうで目立たない。なぜ?

2016年8月13日土曜日

8月13日(土)定例活動日 サギソウ全盛期?

定例の活動日6名参加。定期観察。ゴミ回収。外来種除去。

 
サギソウが全盛期を迎えているような。調査日までだいじょうぶ?
 
ヒナノカンザシも咲いていました。
お雛さんのかんざしで小さい。
 
ということでこんな観察風景に。(特別に許可を得てます。)
皿池でも見たような風景です。
 
 
水質検査場所にはマムシさんが・・・
 
 
なぜか駐車場の裏斜面には、無開封の琵琶湖の「えびせん」が廃棄されていました。 

 
11月28日までの賞味期限。
まだまだいけます。
ご希望の方は「丸山湿原群保全の会」まで。
 
 とにかく暑いのと、水不足で湿原大丈夫か?という感じでした。
 出水口もちょろちょろ状態。マムシも余裕で登っていきました。所によっては湿原自体が白く乾燥(多分表面)、ひび割れているところもちらほら。
 うちの田んぼと同じです。雨なんとかなりませんか?ミズギボウシも咲いていましたが、ギボウシは神の依代(よりしろ)にもなるところ。神様仏さま、どないぞ雨を降らして下され!!

2016年8月12日金曜日

湿生植物。なぜか丸山にはないみたい?

サワシロギク 地味だがお花畑に!色も変化!

しょんぼり丸山にはない・・・・?

 
(玉瀬地内8月11日撮影)


 
 
 
 今回は 正真正銘湿生植物。サワシロギクだ。近畿RDBではCランクに挙げられている。
 花は地味で、花びらも枚数が飛んでいるものや小さい花など・・・「何この花?」という感じだ。
 今年は8月の初めから咲き始めている。
 先日、三田の「皿池湿原」を見せていただいた時にガイドしていただいたYさんに、丸山にはサワシロギクはないでしょう?と何やら自慢げに言われた。網引湿原にもある。結構あちこちにはあるのだが、ご指摘の通り丸山湿原では見られない。なぜなのだろう?
 この花は地味だが細かい花を多く咲かせ、お花畑のようになる。その中にタムラソウやむかごニンジンなどが混ざる。
 しかも花の終期にはピンク色に変わって別の花にも見える。シラヤマギクなどとの雑種もあるらしい。
 丸山にも出るかも。探って見よう。

















2016年8月11日木曜日

丸山周辺お米。激減 害虫カメムシ類!農薬の威力!

にくいカメムシだが、なんか心配!激減害虫。


 再びお米の話です。水田もウウェットランド(湿地)だからいいでしょう?
 この画像はカメムシ(ホソハリカメムシ)だ。イネに実が入るころやってくる。多大なる被害を及ぼす害虫だ。稲穂はまだ固まっておらず白い汁状態。この時期スズメやイノシシも大好物。
 この時期にカメムシが汁を吸うとその部分が黒斑になる。見た目が大事なので、等級落ち。価格の下落につながる。
 以前このカメムシ類を防除するのに粉末の農薬をまいていた。風で飛び散り、関係ないところにも影響する。毒性も強い。手間もかかる。カメムシは逃げていくだけ。またやってくる。

 安全志向から減農薬が主流になってきた。
 農薬もずいぶん改良され、毒性の低いものが多い。安全と言っていいだろう。特に西谷地域は農薬の散布量が少ないように思われる。すばらしい。

 カメムシ類も薬の改良によって防除できるようになった。追っ払う農薬から、成虫を確実に殺す薬。どうしたか?カメムシが吸う稲の汁に農薬を混ぜ込む。
 稲穂が出たときに、リモコンヘリコプター(3メートルぐらい?)で水田の水張りしたところへ薬をまく。イネはその水を吸い上げ稲穂へ。それをカメムシが吸う。ハイ完了!
 米や葉自体に毒を入れる。なんか心配なのは私だけでしょうか?
 登熟初期なので米に農薬が残ることはないそうです。安全です・・・・・
 ニコチンと同じような毒性がある薬ということで、ネオニコチノイド系農薬といわれている。
 ところが、ミツバチの大量死や、アキアカネの激減の原因はこの薬ではないかといわれている。カメムシが激減したことはありがたいが、なんか心配。農家のみなさんは知っているのだろうか?自分が食べる米だけは散布しないという声もちらほら。
 なんせ、ヨーロッパでは使用一時禁止になっているのですから。科学者は結構警告しています。憎きカメムシ(米の汁を吸う種類)も絶滅危惧種になるかも。
 ネオニコチノイドで検索!

2016年8月8日月曜日

丸山周辺の人工物?自家受粉のスペシャリストお米!

里山とは人がかかわり続けることによって維持される。

お米(稲・水田)は、人工的に作りつづけるもの。

いわば人工物だ!

 
 (玉瀬地内8月7日撮影)
 
 稲がちょうど出穂期(しゅっすいき)を迎えている。
いや正確には品種によるが、過ぎているものも多い。(コシヒカリなど)
 上の画像は、田植えを少し遅らせて栽培している田んぼ。
ちょうど出穂・開花期に当たる。
 イネは積算温度、植えてから(種まきから?)の気温の蓄積で収穫期が決まる。コシヒカリで、出穂後約1000度で実が80パーセント熟すといわれている。刈り取り適期だ。
 暑い年・寒い年いろいろだが40日前後か?
 今年は暑い。
 早く植えた田んぼはおそらく、9月初めからの収穫か?真夏に収穫みたいになる。秋の収穫は昔のこと・・・・・

 
イネの花 (玉瀬地内8月7日撮影) 
 
 
 イネの花を知っている人も多いと思うが、イネ(栽培種)は自家受粉のスペシャリスト。多様性を頑として拒み続ける植物である。多様性は必要ない。だからコシヒカリはいつまでたってもコシヒカリ。キヌヒカリはキヌヒカリのままである。
 知らぬ間に混ざった米を売ると偽装表示になってしまう。
 つまり雑種(交雑)は自然界でめったに起きないということだ。
 その秘密が写真の花。
 花に見えるが、じつは雄蕊(おしべ)だ。この雄蕊は殻の中で受粉をしてから外に出てきている。雌蕊(めしべ)は殻の中。まさしく「箱入り」ならぬ「殻入り」。
 でも出来ちゃうんだよなー。まさしく自家受粉のスペシャリストなのだ。
 だからすぐ隣でもち米を作ろうが、別の品種を作ろうが、わざと混入するか種籾の中に混ざっていない限り、単一米になる。(単一米の表現をこういう形で使うのは正しい?)
 
 

2016年8月6日土曜日

丸山周辺の自然 キキョウの花 雄蕊(おしべ)先熟!!

キキョウ雄蕊♂(玉瀬地内8月2日撮影)

キキョウ雄蕊終わり(玉瀬地内8月2日撮影)


キキョウ雌蕊♀(玉瀬地内8月2日撮影)
 
 
 
 最近少なくなったキキョウ(環境省RDBⅡ類)。丸山にはもともと少ないと思われるが秋の七草としてなじみ深い。古典の世界ではアサガオとして登場する。
 このキキョウは「雄蕊先熟」といって、いわば性転換をする。
 雄蕊が先に成熟し虫が花粉を運ぶ。別のキキョウに受粉し種を作る。自家受粉を防ぐための方法だ。より多様性の高い性質を残すための進化なのだろう。他家受粉という。
  一番下の画像は雄蕊が終わった後、雌蕊が開いた(成熟)状態。♂~♀に変わった状態。虫媒花に多い。
 多様性の高くなるはずの植物がRDBに入るのはなぜだろうか?環境破壊?盗掘?
 数が少なくなると結局多様性は低くなっていく。そして生き残りに負けやすくなる。悪循環だ。
 
 性転換は魚の世界でも良くある話だ。人間の世界にもよくある。いいじゃないか。多様性は面白い。
 
 丸山でよく見られる「性転換」植物では、ウメバチソウがある。この花はまたいろいろ面白い。10月ぐらいに観察しましょう。
 


2016年8月3日水曜日

普通のタイコウチと比較!ヒメタイコウチ 氷河時代の生き残り?



 
ヒメタイコウチ(7月24日撮影)

 

 
普通のタイコウチ (玉瀬地内4月23日撮影)
 
 
 丸山で久しぶりに出会えたヒメタイコウチ。4月に田んぼで捕まえた普通のタイコウチと比べてみると・・・一目瞭然!
 やはりヒメ。小さくかわいい。先祖は同じなのでしょうが、それぞれどうしてこのように進化したのでしょう?ヒメタイコウチは、氷河時代の生き残りといわれています。それでは、タイコウチどうなんだ?今年の丸山セミナーで学習しようと考えています。11月19日(土)来てください。
 尻尾に見える部分が呼吸管。
 ヒメタイコウチは無いようにも見えます。だからヒメタイコウチは水に入ると溺れます。変な水生昆虫です。湿原のようなところでしか生きていけません。分布も限られています。
 それに対しタイコウチは長い呼吸管を、潜望鏡のように水面に突きだし呼吸。また潜っていきます。圃場整備の行われていない田んぼ、溝ではよく見つけることができます。
 最近虫嫌いが多いので、写真を見せると「ゴキブリや」と言われました。しょんぼり・・・・・
 





2016年8月1日月曜日

仲間! タヌキモ科 食虫植物

 

 ミミカキグサ(7月24日撮影)

 
ホザキノミミカキグサ(7月24日撮影)
 


ムラサキミミカキグサ(7月24日撮影)

 
イヌタヌキモ(玉瀬地内2011年7月24日撮影)
 

 会報108号に紹介したミミカキグサ3種(上3つ)。 タヌキモ科と書いたがモ(藻)のようには見えない。
 モ(藻)のように見えるイヌタヌキモ【犬狸藻】(一番下)。丸山にはないが、一番見つけやすいタヌキモ類だ。しかしこれも環境省RDB準絶滅危惧種。
 イヌタヌキモは根がなく水面(水中)に浮いて生活する。食虫食物なので貧栄養であることが基本。ガガブタと同じような条件でないと見られない。しかし水田の溝などにも見られ特殊な進化(適応?)をしている。
 名前はふさふさした葉(藻に見える部分)がタヌキの尻尾に見えるからだそうだ。じゃあイヌは?役に立たない植物、どこにでもある植物によくついているような?どうでしょう?牧野富太郎さん命名かな?
 小型のヒメタヌキモ(県RDB Bランク)が丸山湿原にあるらしいが私は確認したことがない。ヒメタヌキモはめったに花を咲かせない。花が咲くと白色が多い(関東では黄色)。やはり根はないが水中に固着して生活する。西谷には少数のため池に生息。
 名はヒメ(姫)の通り葉はふさふさしておらず、か弱い感じを受ける。ゴージャスではない。