2016年8月11日木曜日

丸山周辺お米。激減 害虫カメムシ類!農薬の威力!

にくいカメムシだが、なんか心配!激減害虫。


 再びお米の話です。水田もウウェットランド(湿地)だからいいでしょう?
 この画像はカメムシ(ホソハリカメムシ)だ。イネに実が入るころやってくる。多大なる被害を及ぼす害虫だ。稲穂はまだ固まっておらず白い汁状態。この時期スズメやイノシシも大好物。
 この時期にカメムシが汁を吸うとその部分が黒斑になる。見た目が大事なので、等級落ち。価格の下落につながる。
 以前このカメムシ類を防除するのに粉末の農薬をまいていた。風で飛び散り、関係ないところにも影響する。毒性も強い。手間もかかる。カメムシは逃げていくだけ。またやってくる。

 安全志向から減農薬が主流になってきた。
 農薬もずいぶん改良され、毒性の低いものが多い。安全と言っていいだろう。特に西谷地域は農薬の散布量が少ないように思われる。すばらしい。

 カメムシ類も薬の改良によって防除できるようになった。追っ払う農薬から、成虫を確実に殺す薬。どうしたか?カメムシが吸う稲の汁に農薬を混ぜ込む。
 稲穂が出たときに、リモコンヘリコプター(3メートルぐらい?)で水田の水張りしたところへ薬をまく。イネはその水を吸い上げ稲穂へ。それをカメムシが吸う。ハイ完了!
 米や葉自体に毒を入れる。なんか心配なのは私だけでしょうか?
 登熟初期なので米に農薬が残ることはないそうです。安全です・・・・・
 ニコチンと同じような毒性がある薬ということで、ネオニコチノイド系農薬といわれている。
 ところが、ミツバチの大量死や、アキアカネの激減の原因はこの薬ではないかといわれている。カメムシが激減したことはありがたいが、なんか心配。農家のみなさんは知っているのだろうか?自分が食べる米だけは散布しないという声もちらほら。
 なんせ、ヨーロッパでは使用一時禁止になっているのですから。科学者は結構警告しています。憎きカメムシ(米の汁を吸う種類)も絶滅危惧種になるかも。
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