2017年7月31日月曜日

シャジクモ類調査・サギソウも咲き始め!

以前から気になっていたシャジクモ類(フラスコモsp)
いよいよ同定へ

この画像は昨年撮影したもの
画像で同定依頼したが画像が悪く同定困難
最終枝の画像がうまく取れなかった
 
 
今年は神戸大学 坂山准教授に来ていただいた
シャジクモ類のスペシャリスト
 
 
実は湿原下流の水路にひっそりと生えている
シルトがまとわりつきどこにあるのかも気づかない
画像は少しシルトを流した状態
緑の部分がわかりますか?
 


水面を見て考え込む坂山氏
暑いと思ってるだけかも?
現場での同定は坂山氏でも困難
大学へ持ち帰り培養とDNA分析とのこと
よろしくお願いします
 
シャジクモ類(フラスコモSp)は絶滅危惧種間違いなし
しかも1類
本来このような山の中にはあまりない
ひょっとすると新種?
夢は膨らみますが
そうなると結果が出るまで時間がかかります
じっくり待ちましょう
 
名前考えましょう
マルヤマサカフラスコモ!
しんじたらあかんよ、今付けた名前です
 
サギソウ咲き出しました
まだ、なかなか見つけるのは困難です
 
ヤマカガシの事故が出ています
よほどのことがなければ毒が入ることはないはずなんですが
 
カエルが大好きな蛇です
西谷ならどこにでもいます
昨日の少年も西谷でかまれたようです
 
私は毎年遊んでいますが
本当におとなしい蛇です
普通はかみつきません
 
でも毒蛇です(猛毒)
気を付けてください
 
 
 
 
 


2017年7月23日日曜日

ササ刈り!命がけ!7月23日定期活動

夏のササ刈り7名で活動
若者?パワーで頑張れ!
平均年齢は・・・わーかーらーない?
 

作業前の意気揚々とした会員たち
今日は第3湿原・第1湿原のササ刈りを実施予定
昨年も、夏のササ刈りを実施
効果は絶大
 

天気は曇り「猛暑でなくよかった」と明るく会話
しかしこれからの作業は・・・
 
第3湿原
昨年のササ刈りの成果(冬季刈り取りもあり)でササは後退
さらに今年実施で、せめて草原にしたい
刈り取り後、湿生植物ではないがセンブリが見られた
その後イノシシの侵入もありましたが・・・・・
 
どうでしょうなかなかのものでしょう!
見えるものがちゃんと見えてます
 
ササ類の回収が大変
外の山の中に出していきます
この時点で、皆さんばて気味
命だけは失わないように注意!
 
第3湿原の最上部(第1湿原手前)
昨年はここまで手が回らなかった
 
ちょっと引いた画像だが水の出水部がはっきりと確認できる
この時点で、午後の活動は無理と判断
意気揚々が、ヘトヘト・・・
服を絞ると汗が水滴となり出てきます
気がつかぬ間に熱中症になっているかも?
 
最後の仕上げ
 
第3湿原歩道側はほぼササ刈り終了
 
何とか第1湿原上流部もやりたかったのですが
暑さには勝てず
 
まー
今年はこれぐらいで勘弁しといたろ
参加の皆さん、体調大丈夫ですか?
ゆっくりお休みください!
ご苦労様でした
 
 
 

2017年7月20日木曜日

ありました!

今年は花が枯れて見られないかと思っていたツチアケビ
おまたせしました
ツチアケビちゃんありました
 
人気はありますが
やっぱり私は気持ち悪い!
好きな方には申し訳ない
 
菌従属栄養植物(腐生植物)
何度も会報とかで書いてますが
光合成をせず地中で寄生して咲く花です
垂れているのは実です
これをアケビに見立てた
もっと太ります
酒につけて薬酒になるとか
私は信じませんが・・・
調べてください
 
ラン科
 
湿原駐車場からすぐの平場
杉が立っているところにあります
先に誰かが見つけたのか
少し開けてよく目立ちます
 
手前に溝があるので注意してください
落ちます!溝は見えません!
 
ササ(ネザサ)だらけでごめんなさい
 

2017年7月15日土曜日

ミミカキグサ 3種咲き出しました!

ミミカキグサ3種咲き出しました
まだほんの少し
 
ホザキノミミカキグサ
だんだん花茎が伸び穂のように花がつくから
穂先の耳かき草
 
ムラサキミミカキグサ
もっとムラサキ色になる
一番数が少なく珍しい
 
ミミカキグサ
わかりづらいが黄色い点々
一番数が多い
 
ミミカキグサは食虫植物
根の部分に捕虫嚢を持つ
多年草だが、南方系の植物のため冬を越せない
種で越年
温暖化で株で残るようになるかも?
 
アギナシ
まもなく花茎が上がり開花
少し遅れているか?
葉の形が顎なしから命名
 
そっくりさんにオモダカがある
面高
水田雑草
葉の形がよくまた、顔が出ると縁起を担ぎ
家紋になっている
 
ハッチョウトンボ♀未成熟もう少し
今最盛期か
 
鹿の食害?
この程度は、裸地を作りいい攪乱になると思われます
まだ、群れでは入ってない
増えてきたときどうするか?
 
リョウブの皮もよく食べます
 
暑い日が続きます、お越しの際は熱中症対策を
携帯電話は基本使えませんが
 
少し高台に登れば
不安定ですが使えます
 
 
 
 
 
 

2017年7月8日土曜日

7月8日(土)定期活動 蒸し暑い!

定期活動11名で活動・データ収集・見回り他
本日はフレッシュな大学生も参加
卒論のテーマに「丸山湿原」いいじゃない!協力します!

入口駐車場で会員に止まった虫 バッタ?違うよナナフシ?
違うよナナフシモドキ!
調べて分かったのですが、実はニホントビナナフシ(幼虫)!
結構いかつい顔つき
 
ナナフシと和名の付く昆虫はいないそうです

普通ナナフシと呼んでいる虫は、ナナフシモドキだそうで

木の節を多く(七?)体に持ち、擬態しているみたいだから
モドキがついたそうな(変な日本語ですいません)
 
ついつい人間モドキを思い出してしまうのは私だけ?
マグマ大使!すいません。
 
この子の同定ポイントは羽根らしきものがある
しかもボディーの横に黄色い線
これはニホントビナナフシの特徴と判明
幼虫です
顔や目を見ると結構とんがっています
反抗期でしょうか
でも魅力的
 
湿原ではたくさんのカキランがさいていました
ぼちぼち終わりに近づいているようです
ノハナショウブも最後の花がちらほら
 

オオバノトンボソウ
前々回紹介のコバノトンボソウと違い
陸、林床などに生え咲きます
これもラン科で半寄生
咲くと思っていても何かに食べられたりで
花はありそうでありません
オオバとつくぐらいですから、かなりごつい感じがします
 
これも陸生植物
オカトラノオ トラの尾っぽに見えますか?
 
茶色くて見にくいですが
カスミサンショウウオの幼生
エラがとれて間なしの個体か?
陸に上がるにはあと1月ぐらいか?
帰って来いよー
 
種類は調べきれませんでした
キイチゴ
ちょっと水っぽい味
 
カシナガキクイムシのマスアタックにあったコナラ
かなり高い位置まで穴が開いていました
おそらく8月か9月には葉が茶色く枯れてしまうでしょう
 
最後に車にひかれたマムシ
かなり太っていました
丸山へ来る途中の道で見つけました
今のジメジメはマムシ大好き
肌の露出は控えましょう

2017年7月1日土曜日

第5湿原 現状

6月30日 久しぶりに第5湿原を覗いてきました

遷移が進んでいますが

ハッチョウトンボやミミカキグサ・サギソウらしき芽

ノハナショウブも確認できました

(今回カメラのバッテリー切れのため、安いスマホ画像になります)
山の上のようなところにある第5湿原です
表層を流れる水が少なく乾燥化が進んでいます
湿原としては最終段階?(自然遷移)
 
以前、復元を試み作業しましたが
思ったほどうまくいかずとん挫
しかし、水の供給はまだあるらしく、
思ったほど木本類の侵入はありません
でも、湿原にはみえないか?

ノハナショウブが点々と咲いていました
やはり水はあるのでしょう

イノシシのヌタバ(お風呂?みたいなもの)
イノシシは水のある泥のようなところで体をこすりつけます
掘り下げられた部分には水溜まりが・・・
地下水位はかなり高い部分にあるようです

そのヌタバ付近には、ミミカキグサが開花
第1湿原でも開花が始まっています

見にくいですが、ハッチョウトンボもいました
ヤゴが生息できる水位が確保されているということです
 
使用後のヌタバにはサギソウ?の芽らしきものも
イノシシの攪乱も役に立っているのでしょう
ヌタバは新しいものと古いものがありました
古いものには湿原の植物(植生の回復?)が生えていました

湿原下流の深掘れ
1m以上の高さです
下は基盤がむき出し
おそらく流紋岩だと思います
想像ですが・・・(凝灰岩か?)
 
掘れている土の壁を確認してみると
シルトではありませんでした
真砂土(マサ土)のようでした(自信なし!)
網引湿原がこのタイプの湿原です(大阪層群)
有馬層群(丸山湿原の地層)は非常に複雑だそうで
未知の領域も多いとか
 
ひょっとすると
第5湿原は成り立ちが違う湿原かもしれません
谷も違うところにあります
多様性が高いとは言えませんが面白いです
お暇な方は覗いてください
 
西谷地域に熊の出没情報あり
くれぐれもご注意を