2017年8月27日日曜日

宝塚エコ講座実習体験受け入れ

宝塚市が主催する 宝塚エコ講座 調査実習体験

定期活動を兼ねてます

受講生23名 市スタッフ2名 保全の会4名 一般参加3名 
計32名で活動(最後に閲覧注意の画像あり
宝塚エコ講座の調査実習です
エコ講座は将来のエコロジー人材を育てるためのもの?
 
今回の調査手法はルートセンサス(変形)
 
毎回同じルートからの観察で見えるものを記録します
サギソウ開花株を見える範囲でカウント
先週サギソウ開花数調査を同じ手法でしたばかりです
 
年に2度同じ調査はしないので
興味津々でした
実は今年サギソウ開花が遅れていて
ひょっとしたら開花株が増えると思っていたのです
 
4つの班に分かれ熱心にカウント
東の第1区画は花が少ない(乾燥化)
 
中間(視点場付近)は水の流れがが狭くなっています
手前には種子のたまり場となるのか開花株が多い
 
第9区画(最終区画)
イグサのなかま(ミカヅキグサやイヌノハナヒゲ類)が多く
サギソウを見失う場所です
よく見ると大変多くのサギソウが
カウントをしっかりとしましょう
 
画像注意
 
第4湿原との間には子タヌキが死んでいました
自然は時に残酷
子タヌキすべてが大人になっても
溜め糞だらけ?で困ります
自然のバランス効果と考えましょう
多分明日には何かのエサ?になっているでしょう
 
サギソウの開花数ですが
前回(公式カウント)は339株
今回(参考カウント)691株
という結果になりました
予想通り今回が最盛期と思われます
 
調査は同じ時期に同じ方法が原則
公式カウントは変わりません
しかし、いい機会をいただき
参考として面白い数値が出ました
また来年も実施していただけたら、ありがたいと思います
 
実習終了後丸山湿原のミニ観察会を実施
またお越しください
 
受講生の皆さん
スタッフの皆さんご苦労様でした

2017年8月24日木曜日

ガイド養成研修

山門水源の森(山門湿原)へガイド養成研修

15名の参加(一般参加者を含む)
滋賀県湖北にある山門水源の森に
ガイド養成研修に行ってまりました
湿原入口に設置された説明看板
ササユリと
サギソウにとまったハッチョウトンボの写真が印象的
入口(この場所)までは丸山と同じように結構長い山道が
 
最初にビジターセンターのような建物で
藤本さんから説明をうかがいます
ここに至るまでにかなりのご苦労があったようです
そして今はシカとの闘い
 
センター?の前には観察ビオトープが
湿原の植物が種から育てて入れられています
湿原への入り込みを禁止しているため
身近に観察できる場を提供されてます
狭いですが見ごたえありです
 
湿原への道中
大杉が水路沿いに
以前薪炭林に利用されていた時代
約60キロの炭を担ぎ下ろす際の休憩場所
周りは食害からササユリを守るための柵が多数見受けられました
またササユリを増やすための種蒔も行われています
 
 湿原を一望できる場所
真ん中に柵が見えますがシカとイノシシからの防護のためです
左と右の植生が違います
右は以前湿原を埋め立てた場所
復元の最中だそうです
 
 メインの南湿原
シカの食害から再生しだしたミツガシワ
氷河期の生き残り
 
泥炭の堆積した湿原
ここは高層湿原ということになります
20メートルのボーリング調査もされていました
 
ヒメタヌキモがびっしりと生育
手を突っ込んでみましたがその下は
オオミズゴケや植物遺体?が20㎝は堆積していました
冬場は雪が多く2メートルの積雪の年もあるそうです
PHは4の酸性(スゴイ)
普通の植物は入ってこれません
 
沢の近くにはタゴガエルの1年目成体
大きさ約1.5㎝
丸山にも多いカエルですが
こんな小さいものはなかなか観察できない
 
この小ささはタゴガエルの特殊な生態を調べればわかります
ぜひ調べてください
アカガエル類ですが特殊です
 
山も見せていただきました
福井県との県境ということで
ブナとアカガシの分布境界の場所
見事なアカガシが多く見受けられました
 
またユキツバキとヤブツバキの分布境界でもあり
多くの雑種が誕生
どのような変異があるのか
またどのように変化していくのかを観察研究していくそうです
 
多くの人(団体・学校)の協力を得て活動されています
学ぶことの多い研修でした
今後役立てていきましょう
 
お疲れさまでした
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2017年8月22日火曜日

武庫川流域環境保全協議会エコバスツアーガイド

 8月20日(日)武庫川流域環境保全協議会湿原ツアー 

丸山湿原~皿池湿原~キリンビールビオトープ
約50名の参加!3班に分けてのガイド
 
マイクロバス2台に分乗された湿原好きの皆さんです
保全の会からガイドを3名手配
マクロが多いから案内があったほうが楽しい
前日のサギソウ開花状態から楽しめること間違いなし
  
一般のお年寄りから子ども
自然保護協会の方たち
ほぼ専門家の方も含め幅広い層の方の参加です
 
中々見つけられないヒメタイコウチ(兵庫RDB Aランク)
参加の子供さんがこれ何?
いやーまいりました
裏にお母さんの影が
紹介できたのは一つのグループだけ
皿池湿原ではたくさん見られます(なぜ?)

丸山湿原は、広いスペースがあまりないの
大きな団体には不向き
しかし皆さん熱心に話を聞いていただきました
ここではミズギボウシが多く観察できます
「つぼみの形が橋の欄干の上にある擬宝珠に似てるから・・・」
「知ってまーす」・・・しょんぼり
じゃー「神様の依り代なんだよ!」
「???」まいったか!なんちゃって
 
こちらは、午後の三田市にある皿池湿原
丸山湿原をモデルにして整備をすすめておられます
三田市の天然記念物に今年指定されました
「守り人」と銘打って保全活動がスタートしつつあります
かっこいいネーミングです
ロゴも作られておりこちらもかっこいい
興味のある方はこちらにアクセス!
  
ため池の上流部にありロケーションは抜群
広々とした平地があります(雑木を伐採して整備)
 
丸山湿原とよく似た生態系をしています
しかし、成り立ちが違います
丸山は有馬層群の溶結凝灰岩の風化シルトで成立
皿池は武庫川の高位河岸段丘に成り立っています
少し難しい話ですね
地学好きにはたまらない?
 
現在は非公開です
今後「守り人」が順調に活動できるようになったら
順次公開されると思います
ぜひお訪ねください
本当に気持ちの良い湿原です
丸山が隠れ家とすると
皿池はリゾート
そんな感じです


こちらはキリンビール神戸工場ビオトープ
カワバタモロコ・メダカ・ジュンサイ・ガマ・オグラコウホネ
サギソウ・サワギキョウ・ナンバンギセルなど
様々な珍しい生き物が育っていました
雨水だけを巡回させ涵養しているそうです
 
管理には相当の技術と努力がいると思います
管理の方はキリンのソルティライチを飲み熱中症対策
予約をすれば誰でも行けるようです
キリンビール3杯無料(ジョッキ)ソフトドリンクもありおつまみ付き
ぜひ皆さんもいかがですか?
 

キリンビールビオトープ芝生広場
 
今回の湿原ツアーは
兵庫県北県民局が企画運営
全体の流れが素晴らしい
最後に皆さんで乾杯し、お話しできるのがよかったと思います
ほっとできました
 
参加された皆さん
企画された皆さんご苦労様でした
 
ありがとうございました



2017年8月19日土曜日

サギソウ開花数調査

丸山湿原エコミュージアム推進協議会主催
丸山湿原サギソウ開花数調査を実施
確認数339株500はカウントされると思ってたのですが・・・

晴天で熱中症も心配されましたが
25名の参加で(内保全の会9名)全員無事
みなさんすこぶるまじめにカウントしていただきました
昨年は最低の開花数今年はかなりの開花
昨年は裏年プラス開花時期が異常に早かった!
今年はかなり遅い
第1湿原はまだ満開とは言えないようです
 
 
班分けをして上手からと下手の
両方からカウントしました
 
双眼鏡や単眼鏡を手にする人
かがみこんで細かなカウント?
ハッチョウトンボの撮影になっていました
 
カウントのつもりがついつい別の観察に
固いことは言いません
楽しいものです
 
ルートセンサス方式のカウントで
湿原の中までは入りません(決められた場所から)
 
しかしついつい・・・
この時だけですよ
 
数値の信憑性は問題になりますが・・・
 
開花数はカウントした方全員の平均値で割り出しています
班別(6班)の集計では
最大444株
最小234株
の誤差が出てます
平均で339株となりました
 (参考)過去のデータ
 361株(2013)・181株(2014)
363株(2015)・103株(2016)
<第1湿原のみ調査しています>
 
隠れている(見えない)分を加えると
まだまだ咲いていたと思われます
毎回同じ条件でが調査です
 
ただ、ヌマガヤの伸び具合や水量など
湿原の自然条件が毎年違うのが難しいところです

保全の会の熟練者が指導
無理に探さない
見えるものだけを確認
株数・未開花はカウントしない
 
ルールを守られます
若干の認識の違いはありましたが
来年の課題とします

(前日18日第3湿原で撮影)
カウント終了後は
第4湿原で観察会
アギナシ・ヒナノシャクジョウ
ハッチョウトンボなどが見られました
 
暑い中ご苦労様でした
来年もお会いしたいものです
よろしくお願いします
 
明日は
武庫川流域環境保全協議会主催の
湿原ツアーが来られます
 
来週の日曜日は
宝塚エコ講座の実習です
今回と同じサギソウカウントを体験していただきます
第1湿原は来週あたりが満開か?
今回のカウント数と比較できます
楽しみです

2017年8月12日土曜日

サギソウ開花数調査準備 定期活動

定期活動 10名の参加(一般参加2名を含む)
サギソウ開花数調査準備 ササ刈り ゾーンひも張り
サギソウが一斉に咲き出しました
第1湿原はまだこれからのようですが
第4・第2湿原は花盛り!
 
いよいよ来週19日がサギソウ開花数調査です
昨年は少なかったサギソウ
今年はどうなるか?
第1以外は今年は豊作と見えますが
第1は来週花盛りとなるか?
 
地味ですが、コケオトギリが美しい
小さいです
 
ミズギボウシは第3湿原で多く見られます
 
アギナシ
ありそうで結構少ない
花まで咲くには養分のたくわえが必要なのでしょう
葉は矢じりの形
水田で見られるのはオモダカ

ヒナノシャクジョウ
菌従属栄養植物(腐生植物)
いつものところにたくさん出ていました
開花は終了か?
まだ次々と出るでしょう
見つけるのは困難(マクロ)
でも道沿いです
 
近くにはマムシも
太短いから♀?
おなかに子どもがいるのかかなり活発に!
攻撃的?
葉と保護色になっているのでなかなか気づかない
注意!

にくいがヒナノカンザシも
サギソウ調査の時踏まないように注意しましょう
この子も踏まれたのか先が曲がってます
私か?
マクロ
 
サギソウ開花数調査観察ルートのササ刈り
前回したかったが暑さで惨敗
見よこの背中の汗を
お歳は内緒
スゴイ!
 
刈り取りの後ろはササの整理
こちらもスゴイ
マンパワーは不滅です!
 

この通り!
右のササも行きたいところですが
命のほうが大事です
奥の縄引きが見えますか?
画像をクリック!
作業観察ご苦労様でした
人の力は本当にすごい!
皆さん一緒にやりませんか?
 
カシノナガキクイムシ
ついに歩道わきのカシの木にも侵入
果たして運命は?

葉はまだ元気です
ナラ枯れ今年も派手にやってくれてます
虫の侵入を確認した木も
何とか生き残っているのが多数あります
このカシも頑張ってほしいものです
 
こちらはお馴染みツチアケビ
だいぶん実が太ってきました
秋も近い
 
お盆で、交通渋滞がひどいようです
本日、会員1名参加しようと車で出発するも
渋滞で断念
暑さも異常
皆様無理をなさらずご自愛ください

まだ参加できます お申込みください