2017年5月31日水曜日

ハッチョウトンボ現る!

ごめんなさいピンボケ!

ハッチョウトンボ出てきました。

魅力も半減 しょんぼり

(2017.5.31丸山湿原で撮影)
友人をガイドして、丸山湿原へ
トキソウ目当てです
トキソウは例年以上の豊作
第3湿原・第1湿原・第4湿原(第2は?)
すべてでかなりの数を確認できます
トキソウも10日ほど早いような気がしますが
ハッチョウトンボの成熟個体♂♀が第4湿原で4・5匹(頭)確認
こちらは半月ほど早い気がします
 
入り口(駐車場)にはエゴノキが満開でした
またエゴノネコアシフシ(虫こぶ・虫えい)が観察できると思います
サポニン(毒)を持ち魚毒(漁)として利用されたとか
しかし毒性は弱く疑問視あり
 
コアジサイも多く咲いています
とても良い香り
 
この写真もだめですが
トキソウは本当にたくさん見ることができます
第4湿原がおすすめ
ハッチョウトンボも多い
 
間もなくノハナショウブも咲き始めると思います
ぜひ丸山湿原へ
 
しかし雨が少なく、出水もわずかです
雨はいつ降るのでしょう
セクシーモーリーちゃんもあれから現れません
百姓も泣いてまっせ!
 
 
 

 

2017年5月28日日曜日

定期活動 ササ刈り 観察他

定期活動9名の参加・・・前回のササ刈り残り 

湿原観察 トキソウが咲き出しました!

(5月28日全て丸山湿原で撮影)
トキソウが咲き出しました
例年よりかなり早いような気がします
今年は時間の流れが変です
 
第1湿原 出水場所近くが
一番よく観察できると思います
 
松尾湿原や地方から、ハッチョウトンボの出現情報が入ってます
丸山では確認できませんでしたが
ハッチョウトンボは、どこでも早いようです
どうなっているのでしょう
気候変動かパリ協定が危ない
トランプさん頼みます
 
湿原へ向かう道にはたくさんのコアジサイが咲いていました
このアジサイには萼(がく)がありません
少し湿った山際によく出る
とても良い香りを放ちます
ガクアジサイとは違い楚々とした美しさがあります
 
タンナサワフタギも盛りを迎えていました
 
タンナサワフタギと言えばこの子
シロシタホタルガ幼虫です
タンナサワフタギの葉が大好き
成虫は結構じみですが幼虫は美しい
 
今年は出ないかと心配していましたが
別の場所で、ツチアケビの新芽を発見
右の株は、前回のササ刈りで先を切ってしまったようです
これからどんどん成長します
葉っぱもないのに
やはりまるでキノコのよう
菌従属栄養植物(腐生植物)です
ラン科 花は確かにランのよう
アケビのような実がなります(ソーセージとも唐辛子とも)
 
本日の本題 道際のササ刈り(before)
(after)
(before)
(after)
入り口から、ポストまで気持ちの良い道になりました
ご苦労様でした
 
 
 

2017年5月25日木曜日

セクシーモーリーちゃん!

セクシーなモーリーちゃん現る!
モリアオガエルの産卵 雨を待っていたのでしょう
(玉瀬地内5月25日撮影)
雨を待っていたのでしょう
モリアオガエルの産卵が始まりました
見事な吸盤を使い、
高い木をよじ登ります
この木には2匹のメスが睡眠中
夜が来るのを待ちます
 

木にへばりつき誰にも見つからないようにひっそりと
でもそのセクシーさが目立ってしまう
どこかの世界と同じ
 (しかもデカい約6㎝)
 
これが昨夜産み付けられた卵(20センチぐらい)
7mぐらいの高さです
下には小さな池
オスの姿は見かけませんが、
1匹のメスに2~4匹のオスがへばり付き
泡を作って産み付けます
 
この子は先ほどの子の上約2mで待機(睡眠中)の子
体色に変化が見られます 
コナラの木の色に変化しつつある(カモフラージュ)
ちょっとこの角度はいかつい
 
肌は意外にもざらざら
乾燥に強くできているのか?
基本水にはほとんど入らない
まさしくツリーフロッグ(tree froggu)
後姿がなんともセクシー
私はセクシーモーリーちゃんと呼んでいます
下と上にいるのが分かりますか?
無理か?
もう一度最初の子(下の子)
 シュレーゲルアオガエルに似ていますが
メスはモリアオガエルのほうが大きい
目の色が赤い(金色)で見分けられます
シュレちゃんは、白っぽい(銀色)
 
おそらく同じ仲間が
木の上で泡の卵
水辺の土の中で泡の卵と棲み分けをしたのでしょう
生き物は多様に進化しています 
 
卵は泡の中でオタマジャクシになり、水の中にポトリと落ちます
落ちた瞬間イモリがパクリ
厳しいなー
イモリは下で待ってます!
 
シュレちゃんも出たとたんにパクリ
地上なだけにシュレちゃんのほうがリスクは大きいか?
 
  
(参考2011年5月29日玉瀬地内で撮影 上と同じ池)
池に流れ出したシュレーゲルアオガエルの泡の卵
ここぞとばかりに、貪りつくイモリ(6匹ぐらいいた)
水中より撮影
人なんて関係なしで食べていました
 
丸山湿原にもたくさん
モリアオガエル
シュレーゲルアオガエル
イモリがいます探してみてください
 

2017年5月18日木曜日

ギフチョウの産卵 ヒメカンアオイ

ヒメカンアオイにギフチョウが産卵・・・幼虫に!

(5月16日玉瀬地内で撮影)
ヒメカンアオイに産み付けられた卵
実はこれ、卵の抜け殻
蝶は孵化後、幼虫が殻を食べてしまう種類が多いらしい
しかし、ギフチョウは食べない
 
裏をめくると、幼虫がいた
しばらくは集団行動をとるとか(何齢幼虫までかは忘れました)
カンアオイ(ヒメカンアオイ)の葉をムシャムシャ
卵の殻が真珠のように美しい
幼虫は・・・美しい?
4回?脱皮して蛹に
その後、10か月間のお休み
3月末~5月に羽化
春の女神へと!
このヒメカンアオイは、あぜ道横にあります
草刈りや、踏んでしまえば・・・
 
(参考 この画像のみ2011.5.3玉瀬地内で撮影)
これがギフチョウの卵
葉裏に産み付けることが多いらしいが、これは葉の表
画像がよくないが、グリーンのピカピカ光る玉でした
 
ギフチョウにとってはこのヒメカンアオイが絶対条件
カンアオイ類しか食べません
 
地域変異が多く、斑入りやいろいろな模様がある
古典園芸の一つ マニアも多い
 生える環境が変化したのか、数が減っている
 
ということは、ギフチョウの生息環境も・・・
ギフチョウは環境省絶滅危惧Ⅱ類
兵庫でもBランク
 
ヒメカンアオイも8府県で危惧種指定です
生き物はみんなつながっている
これが生物多様性の意味
 
しかし、喜ばしいことに
西谷のギフチョウは
増えているような気がします(私見)
 
 
 

 
 

2017年5月13日土曜日

シジュウカラ?は悲しい巣作り

定期活動4名+1名(神大農学部特任助教) 雨

 毎年この時期 竹ポストに作られる小鳥の巣

恐らくカラスにやられるのか?卵はつぶされ悲しいことに・・・

竹ポストの中に作られた巣
苔を使った巣、卵の大きさ、色から
シジュウカラの巣と思われる
 
来場者数確認の時、この時期にはよく見つかる
しかし、卵はご覧の通り
潰され、巣が放棄されている
カラスか?
それとも、上からカウントの石を投げ入れたからか?
えーそんな馬鹿な!わからない・・・
 
最近、家に作られたツバメの巣もカラスにやられる
カラスもスゴイがにくくなる、カラスにしておきましょう
 
モチツツジがようやく咲いていました
 
ツクバネウツギは終わりかけ
園芸品種はアベリア(外国種)
 
タニウツギはこれからが全盛期
 
イシモチソウはあと1週間か?
丸山近くの生息地では開花しています
 
今回は、神戸大学の特任助教が視察に来られましたので
丸山湿原群の成り立ちや会の運営についてお話しました
 
これは第3湿原上のはげ山(ズリ)
湿原のシルト供給に重要な役目を果たしています
7500万年前の地層むき出しと考えると
ロマンが・・・
白亜紀後期
恐竜時代
でもまだ、中国大陸にくっついています
そこらに転がっている石も1億年ぐらい前のはゴロゴロしてますが

2017年5月6日土曜日

食虫植物 今年は食いだめ?

イシモチソウ肥満にご注意!

今年は春遅く、

一気に暖かくなったせいか昆虫の捕獲率が高いような?

(玉瀬地内5月5日撮影)
おそらくベニシジミ(蝶)を捕まえた(引っかかった)イシモチソウ
花も咲いていないのに
とまったら、ありゃー!なんでしょか?命取りや!
 
イシモチソウは石を持ち上げるぐらい
粘着力が強いという食虫植物
モウセンゴケと同じ仲間
腺毛が生えた葉を持つ、これで虫を捕まえる
 
神戸大学の研究で
個体にもよるが
約45パーセントの窒素を
昆虫から得ている(部位による)とのデータもある
 
こちらはガガンボ(種類不明)大小キャッチ

ホソミオツネントンボをキャッチ
この時期のホソミオツネントンボは昨年の越冬個体
悲しいものを感じます

さらに悲しいホソミオツネントンボ
せっかくペアリングに成功して
連結産卵するときに引っかかった?
悲しいやないですか?
二人(2匹?2頭?)なら本望か・・・

こちらは、イシモチソウのすぐ下にあるモウセンゴケ
珍しいようだが、生息環境を観察して
同じような場所を探せば結構見つかる
 
食虫とは言うが虫取り名人とは言い難い
少ししかつかまえられないようです
背を伸ばさないからねー
この画像もよく見れば何か捕まえているような・・・
 
どちらもまだ花は咲いていません
イシモチソウは1週間以内に開花すると思われます
モウセンゴケはもう少し後
モウセンゴケの花期は長い
 
どちらも丸山湿原で見られます(見えるかな?)

2017年5月1日月曜日

ツアーガイド!GW 夏のような天気

若き昆虫研究家 丸山で冬虫夏草発見!

ガイドたじたじ ・・・ 初めてかも!

(2017年4月30日撮影 今回の画像はお借りしたものが5-1点あります。感謝!)
丸山湿原へ向かう前「西谷の森公園」農舎で昼食(弁当)
その道にはハンミョウがたくさん出ていました
「道教え」別名を持つ虫
これからのツアーの案内でしょうか
 

冬虫夏草の画像は著作権問題発生のため削除しました

申し訳ありません

冬虫夏草は虫に菌が入り込む(寄生菌)
しかも決まった種類の昆虫のみ
セミやクモなど、いろいろな昆虫に入り込みます
入りこんで、1年以上たたないとキノコは出ないそうな
世にも奇妙な姿です
マニアにはたまらない
しかし何とも言えない造形美を感じます
(写真がないのが辛い?)
若き研究家よくぞ見つけた!
 
中華料理に使われるのは
芋虫についた冬虫夏草
でも、成虫についたキノコも薬効はあるかも
見つけるのに苦労し病気になりそうですね
 
 
湿原の成り立ちに聞き入る参加者
この場所からは、たまったシルトの量が観察出来ます
花がないのが残念
山を見ているだけで気持ち良かったですが・・・
 
イシモチソウはもう羽虫をキャッチ
ここだけ見ればモウセンゴケにそっくりです
食虫植物は、土地が貧栄養で養分不足を補給するために
虫を捕まえます
 
虫から窒素を取り込みますが、
やはり根からの方が多いようです
イシモチソウは、背が高く(20㎝前後)なるので、
キャッチの確率は高い
 
こちらはモウセンゴケ、いつも湿潤なところに
ロゼッタ状に広がります
羽虫を捕まえていますが、虫からの窒素補給は少ないようです
 
湿原の花はまだもう少しでしたが
ウワミズザクラがたくさん見頃を迎えてました
なかなか気づかないもので、
行きしなには完全にスルーしました
 
変った桜で、棒状で上に向き咲きます
古代、亀甲(鹿の肩甲骨)占いをするとき、
割れ目を入れるために火で燃やす
その時に使われた木だったそうです(諸説あり)
そこから「占溝桜」それがなまったもの?
「上溝桜」とも、こちらは少し説が違います
ウワミズザクラですから間違えないように
漢字に引っ張られウワミゾとついつい
地方名ではウワミズでもウワミゾでもいいそうですが
ウワミズザクラ標準和名です
 
宝塚へ向かう道、宝塚側にもたくさん観察できます
 
最後に記念写真、総勢20名
ありがとうございました
次回は、花の多い季節に!