2018年10月27日土曜日

丸山湿原セミナー(自然史講座)

丸山湿原セミナーが開かれました
(自然史講座とも・・・)
今年のテーマは①「西谷の森公園で出会った虫たち」
          ②「西谷の地質と暮らし」
「西谷の森公園」のボランティア 手﨑道雄さん
「関西太平洋鉱産」 顧問 理学博士の堀籠浩史さんの講演です
まずは手﨑さん
フォークソングでも歌いだしそうですが
公園の昆虫をスライド形式で紹介
チョウ、カメムシ、コウチュウ、ハエ、ハチ、トンボ、バッタなど
2百数十枚の画像を用意
やはり昆虫は
地球で最も繁栄しているだけあって
驚くほどの種類というのが実感できました
時間不足で4分の1ぐらいで終了
いま話題の草間彌生のコピー?
と冗談を言いながら
ビロードハマキ
を紹介
これ蛾です
自然界は不思議
やはりこちらがオリジナル
 
堀籠さんは地学
地学をやられている方は
時間の単位が全く違う
100万年~500万年ぐらいは誤差の範囲
「風林火山」
の「山は動かん」に真っ向勝負!
山は激しく動いていると
六甲山の隆起
エベレスト山頂から海底の化石など
納得したような納得できないような・・・
 
丸山湿原の地質
7000万年まえの火砕流
溶結凝灰岩であるとのこと
しかし、その時は
日本は大陸の一部
2500万年前ごろ
日本ができたとか
やはり単位が違う!
7000万年前は恐竜のいた時代
 
宇宙的なスケールの講演に
なんと人間がちっぽけな存在か
考えさせられました
 
地球の時間
人の時間
昆虫の時間
 
さてあなたはどう生きる?
 
午後は
公園を利用して
岩石観察
しかし
流紋岩質の溶結凝灰岩は風化が速いと聞いています
風化した石ばかりで講師泣かせ
「腐った石]
と表現するそうです
石は腐らんと思うのですが
「いや腐る」
と地学好きの方は・・・
 
「かなり腐った」
凝灰岩の亀裂を使い
褶曲の角度の測り方を説明
この方法で
地下の構造を推測するそうです
 
ちなみにフ「レッシュ」な石は
たたくと高い金属音がするそうです
意外にも
ホームセンターなどで売っている
バラス
あれはフレッシュな石とのこと
山から切り出してすぐだから
フレッシュ
まー考えたら当たり前ですよね!
1億年前にできた石なのかもしれないのに
フレッシュ!
やはり地学の感覚
スゴイ!
 
西谷には熱変性の岩盤も多くあり
金が出てもおかしくないそうです
ゴールドラッシュが起こるかも?
でも、採算合わんわな!
 
今回のセミナーは
いろいろ疑問に思っていたことが
少しクリアになったセミナーでした
 
先生方ありがとうございました
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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