2016年10月15日土曜日

虻蜂取らず?

どちらがハチでどちらがアブ?2枚ずつ並べました。

(玉瀬地内10月10日撮影)

 にっくきセイタカアワダチソウにとまった昆虫。ハチ?
 
 
キセルアザミにとまったハチ?
 
 
 こう見ると、さすが観賞用に移入されただけあって、セイタカアワダチソウも美しい。飾り花にしても不思議ではない。蜜も豊富ハチ?


 キセルアザミ(マアザミ)にはどれほどの蜜が?アブ?
 
 
実はこちらがアブ。オオハナアブ。
マルハナバチにそっくり。
 
 

そしてこちらがハチ。トラマルハナバチ。
 
 マルハナバチの仲間はよく見かける。しかし、マルハナバチと思っているのが実はアブということがしばしばある。
 「虻蜂取らず」ということわざがあるが、実はアブとハチは仲間ではない。アブはハエの仲間。ハチはアリに近い。
 
 見分け方は?
 最も見分けやすいのは翅(ハネ)。普通昆虫は4枚の翅(ハネ)を持つが、ハエ(アブ)の仲間は2枚。後ろの翅が退化して痕跡があるのみ。ハチには当然4枚の翅がある。
 
 もっとわかりやすい見分け方は、刺すか刺さないか。ためしてみる?(絶対やめましょう!)
 
 目も違う。大きいのがアブ。触角が長いのがハチ。これは比較しないと分かりづらい。
 
 なぜこんなに似ているのだろうか?ハチに擬態して身を守っているらしい。どれぐらいの時間でこのように、マネができるのだろうか?DNAに組み込むのにかかる時間。考えただけでおかしくなる。他にも同じような昆虫は多い。クロアゲハとジャコウアゲハなど・・・。これは仲間だが。
 
 比較的昆虫類はこの適応が早いというが早いといってもどの位の時間なのだろうか?

0 件のコメント: