キキョウ雄蕊♂(玉瀬地内8月2日撮影)
キキョウ雄蕊終わり(玉瀬地内8月2日撮影)
キキョウ雌蕊♀(玉瀬地内8月2日撮影)
最近少なくなったキキョウ(環境省RDBⅡ類)。丸山にはもともと少ないと思われるが秋の七草としてなじみ深い。古典の世界ではアサガオとして登場する。
このキキョウは「雄蕊先熟」といって、いわば性転換をする。
雄蕊が先に成熟し虫が花粉を運ぶ。別のキキョウに受粉し種を作る。自家受粉を防ぐための方法だ。より多様性の高い性質を残すための進化なのだろう。他家受粉という。
一番下の画像は雄蕊が終わった後、雌蕊が開いた(成熟)状態。♂~♀に変わった状態。虫媒花に多い。
多様性の高くなるはずの植物がRDBに入るのはなぜだろうか?環境破壊?盗掘?
数が少なくなると結局多様性は低くなっていく。そして生き残りに負けやすくなる。悪循環だ。
性転換は魚の世界でも良くある話だ。人間の世界にもよくある。いいじゃないか。多様性は面白い。
丸山でよく見られる「性転換」植物では、ウメバチソウがある。この花はまたいろいろ面白い。10月ぐらいに観察しましょう。
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