地下生態系の不思議
丸山とは直接関係ありませんが、地下水脈の生態系が垣間見られました
3月20日調査
全く聞いたこともなかった甲殻類
名前をメクラヨコエビと言います
実は、まだほとんど研究されておらず
生態等何もわかっていない生き物です
大きさは約5ミリ(多分最大級の物)
11月の丸山セミナーでお世話になった中濱先生が
井戸の生物の調査が出来ないかと言われました
西谷には
まだたくさんの井戸が現役・放置の形で残っていると紹介
私の家の井戸も現役
近くの家の井戸もできると返事し調査となりました
狙いは、このメクラヨコエビやメクラゲンゴロウ
いずれも発見例が少なく貴重な資料になるそうです
暗闇に生活するため目が完全に退化
だからメクラがつきます
(差別的ですが標準和名いうことでご勘弁を)
まさか、見つかるとは誰も思っていませんでした
学名と言いましたが、実は仮の和名です
京都で見つかっているもの、四国で見つかっているもの
いずれも少し違うようで
まだヨコエビの仲間の扱いだそうです
ヨコエビは清流(渓流)などに住んでいるとか
このような感じで作業しました
これは放置された井戸
ここからは普通の生き物しか見つかりませんでした
かなり深い井戸
水はとても澄んでいます
しかし、ミズムシのみ(ミジンコもいた?)
採集風景
ネットで水を受けます
近い三つの井戸を調査した結果
発見できたのは、現役で使っている井戸のみ
メクラゲンゴロウは見つからず
しかしメクラヨコエビが見つかったことは大きな成果
ひょっとすると兵庫初発見かもしれないとのこと
飲み水で使っているような井戸で
こんな生き物が住んでいることにびっくり
とてもきれいな水でしか生きられないそうです
地下でどのように生態系を維持しているのでしょうか
丸山湿原周辺の洞窟のようなところにもいるかもしれません
地下の生態系はミラクルワールドです
しかしマニアックでした
でも面白い時間を過ごせました
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