7月24日(日)曇り 8名で活動。
入り口付近の枯れ松(アカマツ)が伐採され、きれいに片づけられていました。
付近のヌルデも処分され、これは少し寂しい気がしました。虫こぶ(虫えい)が毎年観察対象と
なっていました。パイオニア樹木といわれ、荒れ地に最初に出てくる植物ですが・・・
「ナラ枯れ」がついに見える形で多く確認されました。
駐車場から入ってすぐ左に1本。竹筒看板近くの「アベマキ・・・」の看板手前の、節の多い古木。
第1湿原入り口分かれ道(柵内)の2本。同じく第1湿原出水口北。パッと見ただけで5本の、
樹齢50年~70年ぐらいの古木が茶色になっています。
昨年度から、「カシノナガキクイムシ」の侵入を確認していましたが現実に枯れた木を見ると
悲しくなります。なぜ枯れるかは各自調べてみてください。武田尾でも目立ち始めました。
緑の中に茶色い枯れ葉が見えればまずナラ枯れです。7月末から8月に枯れます。
対策は無し!比較的古木につくことで、木の更新によってコナラなどがなくなることがないこと。
また、餌となる古木がなくなると虫が移動してしまうため、被害は5年~10年で終息と言われて
います。これまで伐採されずに放置されていた木が枯れ、かえっていいのではという乱暴な
議論まであるそうです。どうでしょう?
いずれにせよ、通路にかかる枯れ木は、数年以内に伐採の必要がありそうです。
(枝折れ・倒木のおそれあり)
1 件のコメント:
学識者(顧問)からの「ナラ枯れ」にコメントが入りました。
以下転載します。
ナラ枯れは全て枯れるのではなく,2割程度だと思います。
集中して枯れる場所もあるので,そこは要注意かもしれません。
枯れた後根の緊縛力がなくなり,土壌が崩壊する可能性もあります。それ以外は適当にギャプができて林が明るくなって下層植物にとっては良いかもしれません。
ただ,登山道などの傍にあると枯れた枝が落ちてきたり,倒木したりする危険性もあるので切る必要があると思います。
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