2018年10月29日月曜日

定期活動 やはりササ刈り!

10月28日 定期活動 作業(ササ刈り) 4名で活動
セミナーの翌日ということもあり少し寂しい!
今回の作業で
第1湿原上手のササは、ほぼ終了
奥はアリマコスズ
背丈の低いササ
これは一応置いておくことに
 
林縁には
切り株や
先に処理された枯れた木・倒木があり
刈り払い機がよく食い込んでしまいます
キックバックにも注意が必要
手仕事はその分
安全に処理できます
 
台風の影響で枝が折れたリョウブの処理
 
第3湿原上手
分水界のあたりも
処理しました
 
ササの背丈が低くなったところは
草本がかなり復活してきました
湿生でないところがちょっと寂しいですが。・・・
 
センブリ・ホソバリンドウなど
調べてみると
ホソバリンドウは
(リンドウの亜種?)
湿生植物でした
ちょっとうれしくなりました
 
 

最後に
また謎の冬虫夏草?
ひ・み・つ!

2018年10月27日土曜日

丸山湿原セミナー(自然史講座)

丸山湿原セミナーが開かれました
(自然史講座とも・・・)
今年のテーマは①「西谷の森公園で出会った虫たち」
          ②「西谷の地質と暮らし」
「西谷の森公園」のボランティア 手﨑道雄さん
「関西太平洋鉱産」 顧問 理学博士の堀籠浩史さんの講演です
まずは手﨑さん
フォークソングでも歌いだしそうですが
公園の昆虫をスライド形式で紹介
チョウ、カメムシ、コウチュウ、ハエ、ハチ、トンボ、バッタなど
2百数十枚の画像を用意
やはり昆虫は
地球で最も繁栄しているだけあって
驚くほどの種類というのが実感できました
時間不足で4分の1ぐらいで終了
いま話題の草間彌生のコピー?
と冗談を言いながら
ビロードハマキ
を紹介
これ蛾です
自然界は不思議
やはりこちらがオリジナル
 
堀籠さんは地学
地学をやられている方は
時間の単位が全く違う
100万年~500万年ぐらいは誤差の範囲
「風林火山」
の「山は動かん」に真っ向勝負!
山は激しく動いていると
六甲山の隆起
エベレスト山頂から海底の化石など
納得したような納得できないような・・・
 
丸山湿原の地質
7000万年まえの火砕流
溶結凝灰岩であるとのこと
しかし、その時は
日本は大陸の一部
2500万年前ごろ
日本ができたとか
やはり単位が違う!
7000万年前は恐竜のいた時代
 
宇宙的なスケールの講演に
なんと人間がちっぽけな存在か
考えさせられました
 
地球の時間
人の時間
昆虫の時間
 
さてあなたはどう生きる?
 
午後は
公園を利用して
岩石観察
しかし
流紋岩質の溶結凝灰岩は風化が速いと聞いています
風化した石ばかりで講師泣かせ
「腐った石]
と表現するそうです
石は腐らんと思うのですが
「いや腐る」
と地学好きの方は・・・
 
「かなり腐った」
凝灰岩の亀裂を使い
褶曲の角度の測り方を説明
この方法で
地下の構造を推測するそうです
 
ちなみにフ「レッシュ」な石は
たたくと高い金属音がするそうです
意外にも
ホームセンターなどで売っている
バラス
あれはフレッシュな石とのこと
山から切り出してすぐだから
フレッシュ
まー考えたら当たり前ですよね!
1億年前にできた石なのかもしれないのに
フレッシュ!
やはり地学の感覚
スゴイ!
 
西谷には熱変性の岩盤も多くあり
金が出てもおかしくないそうです
ゴールドラッシュが起こるかも?
でも、採算合わんわな!
 
今回のセミナーは
いろいろ疑問に思っていたことが
少しクリアになったセミナーでした
 
先生方ありがとうございました
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2018年10月17日水曜日

ダブルヘッダー第2試合

さあいよいよ第2試合の始まりです!
昨年座学で取り組んだ環境セミナー、今年はフィールドワーク!
学校近くの山へいざ出発!

向こうに見えるのは
西谷小中学校
同じ敷地に建っています
グランド・校舎はそれぞれありますが
校舎は連絡通路でつながっています
ファミリー感たっぷりの学校です
全校生徒39名!
全員の活動です
ええ感じや
私は思います
 
歩いて5分
県有林
里山整備事業区域内
ナラ枯れ対策のシールが巻いてあります
 
ナラ枯れの原因
カシノナガキクイムシ
移動するのを防ぐために巻かれたもののようです
 
ナラ枯れの原因と
里山について説明を行っています
人によって利用されているのが
里山
今は放置林ですね
 
もう少し進むと竹林化した山
山に竹が勢力を伸ばしています
本来、竹の利用率は高く
農家の宝物だったそうな
今は・・・
 
生徒が見つけた
ナラ枯れ対策シートの裏側(はがれていて見えた)
どうやら脱出しようとしたカシナガノナガキクイムシが
出られずに粘着シートにとらえられたようです
 
少しは効果がある⁇
 
キクバヤマボクチの葉
花はもう少し
ボクチ=火口
花の後の綿毛を火種に使ったとか
ガマも同じ
 
危ない!カエンタケ?
いえいえ
ベニナギナタタケです
カエンタケは死んでしまうほどの猛毒
触るだけでも・・・
しかし、このベニナギナタタケは食べられるというから
キノコは奥深い
うまいかどうかは別
 
これは
カンサイスノキ
葉っぱをかむと
お口がすっきり?
好みはあります
自然のものですから
すごく美味しいものはなかなか
 
里山再生ということで
この場所
放棄田・里山再生をしているグループがあります
今年はお米もできたようです
素晴らしい!
「やまもり山里」さんかな?
にしたによいしょ
でも紹介されています
一緒に活動するのも面白いと思いますよ
もちろん丸山湿原も大歓迎
 
昨日の下見の時確認した
アサギマダラ
フジバカマの蜜がクローズアップされますが
キセルアザミから吸蜜
近くには
フジバカマそっくりの
サワヒヨドリも多数咲いていました
これも好きな蜜の一つです
どこまで旅をするのでしょうか?
番号はなし!
 
ギンリョウソウモドキ
ギンリョウソウ(ユウレイタケ)は春
丸山でもよく確認されます
こちらは枯れ姿の
ギンリョウソウモドキ
別名アキノギンリョウソウ
葉緑素なし
完全寄生
菌従属栄養植物です
ギンリョウソウは
枯れると消えてしまいすが
こちらはしっかりと枯れ姿を残します
なんでやろ?
 
種の運び屋は昆虫
どうやって運ぶかは調べましょう
 
すぐ近くは田園風景
すごく身近に知らない場所が
昔の水の苦労や
作業の大変さが垣間見れます
都会で遊ぶのも
ゲームで遊ぶのもっけこう
たまに自然に身を任せてほしいと思いました
 
でもこの長靴を見ると
中学生でも持ってるんだと感心
やはり西谷の子でした
なんかほっとした活動でした
 
最後に振り返り
採ってきた葉っぱの説明
通称「手紙の木」
タラヨウ
郵便局の木でもあります
裏側につめや硬いもので字を書くとそのまま残ります
手紙として使われたことも
お経が書かれたこともあるそうです
生徒が作った巨大ササ船
ハラン(バラン)で作られてました
乗ったら沈むで

 
今回の活動は初めてでしたが
大変楽しく
活動できました
生徒はどう?・・・ 
 
やはり中学生は
かなり大人
 
活動を通じ
西谷のすばらしさを少しでも感じてくれたら
思います
 
できたら来年も・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

環境学習 ダブルヘッダー第1試合 小学校

今回は小学校と中学校の環境学習を同日に実施!
第1試合は、小学校丸山湿原 第2試合は別ブログで
いざ出発
大雨で道があれていることに気付く子も
さすが!
 
道途中の水路で発見
オニヤンマのヤゴ
羽が大きくなっているので
来年ぐらい成虫か?
よくみつける、すごい!
全く気づかず
 
この付近で
よくオニヤンマが産卵していました
地面に突き刺すように
音がするからまたびっくり!
成虫まで5年かかると言われています
5年の間に
環境が変化するとアウト!
 
ナツハゼ
食べられるという言葉に
大人も子どもも反応
食欲はステキ!


 

途中道(陸上)でアカハライモリ発見
実は陸上で見つかるのは珍しい
イモリ=井守
井戸を守るからいつも水の中
そうなんです
成体(成熟個体)は冬でも水の中
しかし、生まれたてのイモリは
エラが取れた後
山に
3年ほど陸上生活をして
水に戻るそうです
私も見たのは3回目
尻尾上部が赤いことが多い
この子はまもなくデビューか
尻尾の赤は薄かった
 
よく見つける子どもたちだ!
実はタゴガエル
サワガニ
次々と・・・
なんとアクティブ
 
でこんな感じ
湿原までたどり着くんやろか?
さらに
なんかおった!
水たまり
発見ならず
サワガニ
コレクションになっていました
 
こちらもコレクション
中身は見にくいが
アキノキリンソウ
ウメモドキの実?
他????
大切に持ってくれています
説明したものばかり
 
第2湿原付近には
トゲアリ健在です
例のキノコもできています
 
ほらね
 

ウメバチソウもたくさん
 
なぜか湿原で
松ぼっくりひらい
種や実にすごく興味を持っていました
なぜだろう
人も不思議だ!
 
こちらは
どんぐり(コナラの実)に入っていた芋虫
しかも2匹入り
すごくこだわりを持って
探していました
素晴らしい!
 
第4湿原では
ヒメアカネが交尾中
何とか写真に収めようと
お母さん頑張ってました
親子ともども素晴らしい!
 
置物のように
(フラシュで夜のようになってます)
キノコの間で
人間観察をするアマガエル
手に吸盤があるから登れます
殿様(トノサマガエル)は登れない
下見に昨日も来ましたが
昨日から同じ位置
向きは変わっています
キノコの匂いに、よって来る虫を捕食か?
よく見ると太っている!
やりますな・・・
 
最後に振り返り
ここは
関心ある子、ない子が完全に分かれます
面白い
まさしく生物多様性の世界か?
 
阪急田園バス(旧西谷バス)は去っていきました
銀杏のくさい香りを残して
バスに積み込むのは
NG
 
春と比べてずいぶん成長したすがたを見せてくれました
興味の持ち方がすごい
ほっといても
次々と発見や気づきがありました
次回は3学期
冬の丸山湿原です
次回は作業(仕事)体験もあり
説明すると
「お金もらわな」
「ほんまやな~」
 
お金は出ませんが、正しいものの考え方だと
私は思います
 
次回楽しみにしています
お金でないけど
 
ストライキはやめてな~!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2018年10月15日月曜日

定期活動 基礎調査


10月13日(土)定期活動 基礎調査 7名で活動
本日は、内田顧問(博士)も参加。弟さんも同行
いきなりシカの糞
最近よく鳴き声を
西谷各地で聞きます
発情期か
群れでの侵入は確認されていません?
シカし油断は禁物

物悲しい鳴き声です
知らない人は鳥?と思ってしまいます
この日は、第2湿原でニホンノウサギ確認
野生の獣を見るとなぜか緊張します
 
ツチアケビは倒れることなく
完熟
中には種が・・・
私、間違っていました
ツチアケビの種
昆虫が種を食べ種蒔きされると言っていたのですが
ツチアケビは、鳥(ヒヨドリなど)が食べ
糞となって蒔かれているということです
(内田顧問より指摘)
菌従属栄養植物の種の運び屋は
謎が多かったようですが
このように大きな実を持つものと
ヒナノシャクジョウや
ホンゴウソウ
ギンリョウソウなど
小さなものと違っているようです
小さなものは昆虫
カマドウマ
ゴキブリ
 
種によって違うのでしょうね?
不思議がいっぱいです
 


ウメバチソウ
これから最盛期を迎えます
 
 
スイラン
なぜか今年は多く感じます
花期は短い 
 
コウヤボウキ
道端にたくさん咲いています
茶華にいかが?
とったらあかんで?
 
秋の紅葉も始まっています
今週の金曜には
最低気温、西谷は6℃の予想
いよいよ冬支度です
秋の「里山」に来てください
 
し~ずか~な~
し~ずかな~
さ~との~あ~き~
 
人ほとんどいないよ
いつもやけど・・・
 
曲名忘れました!

 
 

 

 
 

2018年10月4日木曜日

そろそろウメバチソウの季節!

丸山ではありませんがウメバチソウが咲き出しました
丸山湿原でも開花していると思います
(本年度開花初見 玉瀬地内で撮影)
まだ咲き始めのウメバチソウ
開花2日目か初日
雄蕊は1つ開きかけ
やはり初日か?
天候の関係か
花弁は開ききっていません
雄しべ先熟
自家受粉を防ぐ達人!
花期も長い
 
スイラン
ランとつくがキク科
減少傾向が激しい花
 
田んぼの畔や湿地に生育
やはり湿地環境の激減が問題
丸山では増加傾向
水田環境に近づいているのか?
 
農作業には乾田のほうがいい
多様性は大幅に失われる
 
人の利益
自然環境
 
よく比較されるが二元論では
いつか人の利益も失われるのでは
折り合いを!
 
丸山湿原へ
ウメバチソウを見に来てください
たくさんあります